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2018年首都圏中学入試 生徒募集動向を考える(3)香蘭、女子学院、立教女学院、雙葉、桜蔭

☆2018年度中学入試の生徒募集において、香蘭、女子学院、立教女学院というプロテスタトブランド校は、前年対比増。圧巻の大学合格実績を輩出する桜蔭も同様。一方、雙葉というカトリックブランド校は低迷かあるいは微減。
 
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(クリスマスカードは、立教女学院から)
 
☆これらの学校は、大学合格実績は、桜蔭ほどではないが、いずれもきちんと出している。にもかかわらず、人気の差がでてしまう。それはなぜか?
 
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(英語4技能のレベル、思考のレベル、リベラルアーツの現代化、知性のレベルのスコア)
 
☆上記の表のスコアの違いがどれほど関係あるのかどうかは証明できないが、スコアが高い方が、大学受験勉強以上の学びの環境、グローバル教育や世界標準の高次思考、認知能力以外の非認知能力を養う環境があることは確かだ。
 
☆この表が示しているものは、生徒の能力ではない。学校全体が形成している教育環境ということである。だから、桜蔭のようにスコアが少なくても、生徒は、ハイレベルな英語力や思考力を身に着けているという場合もある。
 
☆従来の学習指導要領でいえば、英語はB1、思考力は、知識・理解、リベラルアーツは考えていない、知性は環境順応型知性、つまりスコア3で十分だった。
 
☆新学習指導要領で、桜蔭にやっと追いつく可能性が高くなってきたということだろう。こう考えると、私立学校の先進性というのは確かにある。
 
☆しかも、香蘭女学校は、上記の表では、表れていないが、タブレットを十全に使いこなし、かなり革新的。立教女学院や女子学院は、なんといっても卒業論文という骨太の探究型論文指導を中学からプログラム化している。
 
☆一方、雙葉は、20世紀型教育で、カトリックブランドで生徒募集をしてきたから、ここにきて、市場の新しい価値意識とのマッチングがズレてきている可能性がある。
☆それは白百合、横浜雙葉、晃華でも同じ傾向。
 
☆そこで、聖光学院、静岡聖光学院、香里ヌヴェール学院、アサンプション国際、光塩のように方法はそれぞれ違うが、革新的なチャレンジを断行するカトリック校も現れた。いずれも生徒は集まってきている。
 
☆この現状を、それぞれのカトリック校がどう受けとめるのか。カトリックの長い歴史において、やはりその都度、数々の修道院が世に表れ、伝統と革新の弁証法を起こしたように、今、カトリック校連盟内でもダイナミックなウネリが生まれようとしている。
 
☆そのカトリックのウネリが、プロテスタント校の革新性と二重らせんを創り出し、強欲資本主義に加担する日本の教育が自らを善い方向に舵を切る大きな渦を生み出すことを期待したい。そうクリスマスシーズンに思わないではいられない。
 

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