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2018年首都圏中学入試 生徒募集動向を考える(5)海城、聖学院、城北、開成、麻布、武蔵

 
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☆清水副校長によると、前年対比を出すと、今回の説明会は、115%を超える参加者が訪れたという。このような動きは、今年1年の模擬試験の動向に重なる。やはり、同校の2018年生徒募集は増えるということだろう。
 
☆首都圏中学入試における男子校の動向で、気になる学校は、海城、聖学院、城北、開成、麻布、武蔵だろう。
 
☆海城は、大学合格実績のみならず、21世紀型教育の先進的な学びをデザインしている。いわゆる男子御三家は、この新しい学びのデザインには遠く及ばない。行きつくところまで行っているので、2018年は横ばいという予想がされているだろうが、二回目の試験では、激増するのではないか。
 
☆聖学院の21世紀型教育の推進力は、男子校ではオンリーワンで、どこよりも閉塞した日本社会を解放する普遍主義的な教育を行い、かつ大学合格実績の結果も飛躍的に伸びている。人気がでるセオリーの典型である。
 
☆城北は、ICT戦略/戦術が目覚ましく飛躍し、そういう意味では、男子校の中でも、海城、聖学院に肩を並べる大胆な改革路線い舵を切っている。大学合格実績の結果も言うまでもなく良い。2018年、おそらく受験情報誌で最も注目されることになるだろう。
 
☆開成は、このシリーズ第1回目で、すでに述べているが、グローバル教育へ、どこもまねのできない米国のアイビーリーグの大学にガンガン合格者を輩出しているから、改革と合区実績の二つのベクトル合力が最も大きい。よって、人気も出るだろう。
 
☆一方、麻布、武蔵は、改革の動きが数年前から行われ、しばらく新たな動きがないため、横ばい。武蔵はもう少し減少気味になるかもしれない。
 
☆何も新しくなくても真実一路でよいのだと嘯いていると、その真実は残念ながら時代と共に色あせる相対的なものである場合があり、そのとき頑迷固陋の伝統主義的な普遍主義に陥ってしまう。
 
☆大学と違って、中高でアカデミズムにこだわる教師が多いと、そうなってしまう確率が高い。というのも、中高は研究より教育が優先されるから、どうしても、学問の最前線に立っているのは難しい。そんな研究費がどこからもでないからだ。
 
☆それゆえ、本当にアカデミズムにこだわるなら、高大連携プログラムを創発し、学問の最前線については、大学の先生方とコラボする必要があるのである。
 
☆それも、年に一度や二度、講演を頼む程度では、間に合わない。そこまでやっている学校というのは実に少ない。中途半端にあyるぐらいなら、新しい教育に集中し、結果最前線の学問にうまく接続できるようなグローバル高大接続準備教育を行っておく方が、効果的だろう。
 
☆そういう意味では、武蔵は少し均衡がとれていないかもしれない。つまり、武蔵は、学問への郷愁が強いのかもしれない。麻布も少しそのきらいはあるが、そこは柔軟だ。
 
☆海城、聖学院、城北、開成は、そこはコラボで乗り切り、教育の質を高め、教育イノベーションに投資する潔い構え。エッ、開成も?と思うかもしれないが、学問をはじめ各界の最前線で活躍している先輩が、頻繁に訪れて情報を後輩と共有している。これだけ頻繁に同窓力を活用し、学問の最前線を補えるのは、開成ぐらいだろう。
 
☆そして、学問の最前線こそ、学歴社会や塾歴社会に対しクリティカルシンキングで臨む領域である。結局、開成は同窓力によって、守られる学校である。
 

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