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三田国際ミーティング 教育の第5の波 前夜 

☆昨夜12日、12月17日(日)開催予定の「第1回21世紀型教育機構千葉カンファレンス」直前、三田国際学園で、大橋学園長と田中教頭と最終ミーティングを行った。
 
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☆最終ミーティングと言っても、何を話すかの内容についてではない。それについては、すでに出来上がっていて、それぞれの頭の中にあるから、まるで演奏の前の音合わせのようなミーティング。
 
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☆息を合わせてみるといった感じ。重要なことは、話す内容の背景にある時代状況や新しい理論、市場の様子を共有すること。アナリーゼのシェア。
 
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☆共通の理念はもちろんシェアしているが、その理念を実現するための方法や価値意識のすり合わせということ。互いに方法や価値観みたいなものは違いもある。しかし、その違いが共通の大きなベクトルを創り出せるかどうか。
 
☆弦を奏でたり、、管楽器を奏でたり、ピアノを弾いたり、それぞれ、奏でる楽器も音も違う。しかし、なぜか一つの音楽を演奏することができる。
 
☆それぞれブラウン運動のように、一見違う方向に飛んでいるようだが、それは一つの大きなベクトルを生み出すための計画的偶然性。そのベクトルはしかしながら、目に見えるものではない。“Soul”として、創出されるものであり、持続可能にするには、。個々が常に新しいアイデアを生み出し、実現するように動きながら、協奏しなくてはならない。
 
☆だから、三田国際ミーティングは、いつもかなりスリリング。大橋先生も、田中先生も、会うたびに創造的破壊教育を進めている。教育生命力は、かくもスピードのある新陳代謝で支えられているのかと感動しないではいられない。
 
☆したがって、私も新しい情報を収集していなければならないし、新しい実験を試み、プロトタイプをプロダクトしていなければならない。
 
☆ところが、互いに企業秘密のこともあり、寸止めで情報を交換するから、次に会ったときに、あの話がこうなったのかなるほどと妙に静かに納得するシーンがとても多い。これが大橋マジックと言われているものである。
 
☆互いに読んでいる本の情報交換もする。私たちが大事にしているのは、信頼のおける市場を形成するときに発動するPractical Wisdomであるが、それは実践と経験と市場のプレイヤーとのコミュニケーションだけでは独りよがりになる。
 
☆そこで、本を介して、多くの知恵者と内的対話を行うわけだが、互いに共通して読んでいる本もあれば、違う本もある。同じ本を読んでいても気づきは互いに違うわけだし、違う本の情報交換は、さらに協奏世界を広めるから、自ずとベクトルは大きくなる。
 
☆もっとも私の読書量では、大橋先生や田中先生にとても追いつくことはできない。しかしながら、最近はkindleがあるので、ミーティング終了後すぐにダウンロードして、まずは斜め読み。そんな感じでようやく追いつく準備ができるというギリギリの感じではある。
 
☆カンファレンスやセミナーにかかわると、このようなバックヤードで行われる対話の積み重ねが自分の財産になる。これがやがてソフトパワーとなって、世の役に立つときもあるだろう。
 
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☆それと、やはり時代がどう変わるのか、見えてくる。来年2018年から、新しいタイプの私立学校や新たな高大連携の私立学校も出現する。創造的破壊を生み出す改革を行う学校も現れる。新たなIB校も生まれる。公立学校でもなく、私立学校でもない教育コミュニティも誕生する兆しがある。それは大学においても同様の動きがある。
 
☆21世紀型教育機構のメンバー校が、一丸となって、その新たな創造的破壊教育を受けとめ、数十倍ものソフトパワーに変換するハブになれればと思う。
 
☆教育の第5の波誕生前夜。そんなことを思いながら三田国際を後にした。
 

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