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工学院 Growth Mindset Schoolへ着々。

☆工学院では、高1の担任が集まり、今年1年の生徒のGrowth Mindsetの成長の見方という「方法」について話し合った。このミーティングには、データが活用されるから、来年高1になる中学3年生の担任チームもシェアするために参加した。
 
☆担任の教師は、普段から生徒とコミュニケーションをとっているから、一人一人のことは熟知しているが、一方でデータのサポート機能を使い、自分の感じていることや洞察していることとズレがないかどうかどうやって気づくのか、一つはそれを目的にミーティングが行われた。
 
☆対話、面談、学年だより、PBL授業で、最適なコミュニケーションはいかにして可能か?工学院の先生方の生徒の認知能力と非認知能力のトータルな成長の把握への挑戦。それ自体、こうして進化していいる。
 
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(平方校長は、生徒個人、クラス、学年、学校全体のカリキュラムマネジメントシステムを教師と一丸となって形成しようとしている。一言でいうと、Growth Mindset Schoolということだと平方校長は説く。)
 
☆そのデータは、すでに3回グーグルフォームでアンケートや自由記述をとり、一人一人の傾向を分析できるようになっている。昨今、アダプティブラーニングがトレンドになっているが、実際には、生徒一人一人のGrowth Mindsetの状況まで把握しないと、どんなに個々にあった問いや教材を用意しているつもりでも、うまくいかないからである。
 
☆それから、もう一つの目的は、一人一人の状況が分かれば、クラスの状況、学年の状況も把握できる。学年会議で、具体的な状況についてミーティングが行われているが、データを重ね合わすことによって、モニタリングができる可能性がある。
 
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☆高1の学年主任松山先生を中心に、常に現状と目標のギャップを把握し、それをどのように埋めていくか、担任の先生方は、調整していく。そのサポートとして、どのようなデータが活用できるのか。科学的というよりプラクティカルなデータを開発中なのである。
 
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(データのプログラミングは、株式会社メイツの副社長伊藤氏とコラボしている。)
 
☆ミーティングを取材していて、おもしろかったのは、最初にレクチャー、次にはワークショップ型ミーティングに移行するところだ。
 
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☆教師と生徒の相互通行型授業と同様に、このようなミーティングでも、当たり前のようにできてしまう。学びの組織が浸透してきている証拠だ。
 
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☆またプレゼンテーションもマグネットミニホワイトボードを活用していたが、これも授業で普段使われている学習ツールだ。
 
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☆そして、説明型のプレゼン以外に、ロールプレイ型のプレゼンテーションなども、各チームの主体的な創意工夫で行われていたが、実はこれも授業の中で行われていることである。
 
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☆気づきの集計は、iPadで、アンケートのチェックボタンを押して、その場でシェアしていく。そんなWeb集計もPIL授業の適用。それらは、手法というより、授業にも会議にも共通しているコミュニケーションシステムとして確立しているということだろう。実におもしろかった。
 
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☆この心理学的、教育工学的、コミュニケーションシステムの仕掛けは、岡部先生(カリキュラムマネージャー)、田中先生(英語科マネージャー)がコーディネートしているのだが、同僚のアイデアを創発し、シェアしている様子を愛情をもって見守っている眼差しは、生徒を見ているときのものと全く同じだ。
 
☆学習する組織。その究極の姿は愛の組織なのかもしれない。

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