2018年首都圏中学入試(11) 三田国際と工学院
☆昨日アップした記事「2018年首都圏中学入試(8)帰国生が見抜いた今後伸びる学校」が、今月のアクセス数の中でダントツ。国内から見た学校評価と世界から見た学校評価があまりに違うので、インパクトがあったのかもしれない。
(三田国際のサイトから)
☆三田国際は、まだ帰国生入試の応募者数を公開していないが、大橋学園長によると、昨年よりもさらに倍率は高くなり、受験生の英語力の高さも驚くべきものがあるということだ。CEFR基準で、すでにC1レベルに達している生徒もたくさんいる。少なくともB2レベル以上でなければ合格はなかなか難しいということを暗に示しているように思えた。
(工学院の昨年のクリスマス会の様子)
☆工学院も、帰国生の応募者が急激に増えた。ハイブリッドインタークラスの充実ぶりは、あまりに有名だ。
☆さて、この両校のインタークラスの共通点は、数学や社会、理科までも英語イマージョンで授業が展開するとか、1人1台のiPadやプログラミング教育の実施とかもそうだが、何より、外国人教師の多さだ。
☆外国人教師が多いために、学校の中にグローバルな文化を、自分たちでイベントを企画して生徒と日本人教師とシェアする動きがでてきているということだ。
☆学校は結局教師次第なのだが、外国人教師が、チームとして、自分たちの学校であるという想いをもって、どうしたら学校がもっと楽しく豊かな知をシェアできるのか創意工夫しているというのである。
☆もはや、いっしょに、あふれんばかりの生徒と学ぶ情熱を燃やす点において、日本人教師も外国人教師も区別はない。
☆これぞ真のグローバルな学校ではないか。英語の教師としての外国人教師もいるし、物理や社会学などの専門分野の学問に通じている外国人教師もいる。
☆一般には、英語を話すから英語の教師となりがちだが、それでは、外国人教師のそれぞれの才能を生かせない。外国人教師一人一人の才能も生かし、日本人教師と相互に交流するのが日常化し、化学変化が起こるようにマネジメントする学校が、これからの真のグローバル教育を行える学校だろう。
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