2018年首都圏中学入試(12) NHKけさクロ 中学受験を取り上げる 聖学院と宝仙理数インターの思考力・表現力入試体験の取材も
☆まずは、6000人を超える今年の受験生が栄東を受験している風景が放映。なるほど中学受験生が増えている象徴的なシーン。
☆そして、丁寧にそして当然ながらコンパクトに2020年大学入試改革がどう変わるのか説明。その中でも「思考力」「表現力」が中心だということがクローズアップ。そこで、「思考力セミナー」を行っている聖学院と「発想力と表現力」のワークショップを実施していた宝仙理数インターの取材内容が映し出されていた。
☆聖学院では、数学的思考力のワークショップで、一本の丸太から最も大きな角材を取り出すにはどうするのかということをきっかけに、直径を底辺にして頂点が円周にある三角形の特徴を使いながら考えていた。ひもを使ったり、さしがねを使ったりする「まずはやってみよう」というアクティブラーニングスタイルが紹介されていた。
☆四角形や正方形、円、直角三角形のつながりを体験的に考えていきながら、最後は「一般化」する数学的思考。「けさクロ」では、そこまでの過程は紹介されていなかったが、最後に200字で、子どもたちが、体験と一般化の過程の中で気づいたことを「表現する」ところがクローズアップされた。キャスターのみなさんは、口々に算数なのに記述するんですか!ととか、もう暗記中心ではないのですねと驚愕。
☆宝仙理数インターは、パスタでタワーをつくるワークショップ。バラバラの麺をどうやって組み合わせて、安定させてタワーにしていくか。そのためには、接合する素材は何にするのかなど、チームで協働しながらつくっていた。
☆そして、最後にプレゼン。発想力と表現力がクローズアップされていた。これもある意味空間デザインがゆえに、数学的発想力とみなされたのか、昨年の駒場東邦の算数の問題も紹介された。
(聖学院の副校長清水先生のトークは、受験生の保護者に大切なものを呼び覚ます魅力があることで有名。)
☆算数の勉強が実生活で役に立った自分の経験について書きなさいという趣旨の問題だが、「思考力と表現力」が中学入試問題で出題されていて、それは、大学入試でも同じように変わっていくのだという番組の流れにピッタリ適合していた。
☆聖学院の清水副校長先生のインタビューも流された。その内容は、まさにNHKの番組コンセプトである「変化する中学受験」を根拠づけるものだった。
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