2018年首都圏中学入試(14) 灘の算数をきっかけにして
☆これは、底辺が同じ三角形、六角形の中心から、各頂点を結ぶ線でできる合同の正三角形に注目するところからはじまるわけだが、正六角形の辺の長さが明らかでないので、比という比較のスキルで考えるしかない。
☆一つ正三角形の面積を基準として、比較していくわけだ。
☆形は違うけれど、面積が同じだと見抜いていく過程で、この正三角形の面積を基準として置き換えていく作業が4回以上必要になる。
☆したがって、思考コードでいえば、B3の問題。
☆計算のショートカットの程度の違いはあるが、受験生は、B3思考を発揮せざるを得ない。前回引用した算数の問題のように、ある生徒にとっては、A1思考だが、ある生徒にとってはB2思考というようなことにはならない。
☆正六角形というモチーフで、複数の思考スキルを組み合わせていく思考のトレーニングがきちんとできる問題である。
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