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2018年首都圏中学入試(16) 関東六浦 グローバル教育の魂

☆1月13日(土)、関東学院六浦の説明会。同校サイトによると、現在海外大学に通っている卒業生が、関東学院六浦での経験や進路などについて語ったという。
 
☆2013年、同校は、60周年を契機に、それまで取り組んできた英語教育や社会貢献ベースの教育活動を、本格的なグローバル教育としてデザインしてきた。その2013年の卒業生に、一柳優心さんがいる。
 
Photo
 
(写真は、関東学院六浦のサイトに一柳さん自身が投稿している記事から。)
 
☆一柳さんは、卒業後、米国カリフォルニア州のコミュニティカレッジに通い、そこから編入でUCLAという世界大学ランキング100位以内(東大よりもランキングは上)の大学に進み、2016年に卒業した。
 
☆日本の子供たちに、グローバルな視野でキャリアをデザインすることをSNSやYoutubeなどで、説いてきた。様々な留学相談イベントでも大いに語っているようだ。
 
☆このような活動は、ある意味、関東学院六浦の「人となれ奉仕せよ」という校訓がマインドセットされていたからかもしれない。
 
☆いずれにしても、一柳さんに続いて、海外の大学に挑戦する生徒が着実に出てきているということだろう。
 
☆一柳さんの一連の海外大学へのキャリアデザインの記事を目にすると、東大よりランキングの高い海外大学に行くことが目的ではなく、ただ、偏差値を基準にして、行ける大学いけない大学と決められがちな日本の大学入試制度だけが、進路を開く道ではない、世界に視野を広げてみようよということを中高生に説いているわけだ。
 
☆それには、人が決めた基準ではなくて、自分というものをもっと知って、自分にできることは実はいろいろあるその可能性を信じてみることが大切だよということなのだろう。もちろん、それは一柳さん自身の経験が物語っているから、多くの生徒が共感するのだろう。
 
☆同校のグローバル教育というのは、何も英語教育や海外大学に行くことが第一義的な目的ではない。グローバルシチズンという立場で、いろいろ考えてみることが必要な時代だということを体験し、自分の可能性、そしてその可能性が世界の人々から必要されているという実感を学んでほしいということだろう。
 
☆それは国内外どこの大学に行っても、役に立つことであるが、卒業生が国内大学ばかりにしかいかなければ、生徒たちは、グローバルシチズンとは何者か実感はできにくかったに違いない。それが海外大学に挑戦した先輩がエールを送ってくれる環境になってきたということは、関東学院六浦のグローバル教育にとって、その中核のグローバルシチズンシップ教育の質も磨き上げられていくということを意味するだろう。
 

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