2018年首都圏中学入試(19) インフルエンサー石川一郎先生
☆昨日、香里ヌヴェール学院の学院長石川一郎先生とお会いした。日本の教育や学びの改革に影響力のあるお1人。大阪香里園を拠点に、日本中を西に東に講演ツアーを行っている。21世紀型教育機構の理事でもあり、その革新的教育けん引力は破格。
(昨年12月17日も、開智国際大学で行われた「21世紀型教育機構千葉カンファレンス」で、アクティブラーニング型講演を行った。)
☆香里ヌヴェール学院の小中高の21世紀型教育改革を昨年春から断行。入試は今年2年目を迎えていて、昨年に続き、生徒募集戦略は成功。学校経営者としての実績は、三田国際の大橋学園長にも匹敵する。
☆それゆえ、創造的破壊教育のインフルエンサーとして、各所から話を聞きたいと声がかかる。
☆そんな忙しい中、昨夜は、東京のあるカトリック校で話してきた帰りに、ちょっと飲まないかと連絡がはいった。この時期、石川先生は新しいビジョンをいかに生み出すかモヤ感でいっぱいになる。
☆過冷却状態だから、何かちょとした刺激があればよいだけなので、呼ばれたのだろう。
☆刺激といっても、ただ対話しているだけであるが、話はあっちこっちに飛びまくる。昨今石川先生は、カトリック学校の改革に携わることが多いので、幼稚園から高校までの話が中心になる。
☆モンテやレッジョがどうのこうのと、中高の時の「思考コード」と、幼稚園から小学校3年生くらいまでの「思考コード」の違いについて話していたかと思うと、今年の灘の算数のような問題が、他校と違うすてきな意味と同時にその限界について話し出す。
☆そうかと思うと、生徒が増える学校組織とはいかなるものか、学習する組織やティール組織のガバナンス、トップダウンの必要性と矛盾など教職員も含めたステークホルダーの関係総体をどのようにマネジメントしていくか、ああでもないこうでもないと。
☆もちろん、カトリック学校の組織は、man for othersのマインドセットをいかにするかが中心になるのだが、それが浸透するには、かかわっている人のそれぞれの価値観が重要になってくっる。その価値観をいかにして生かすことができるのか?一人一人がいかに自己変容できるのか?
☆しかし、あるところまで対話していくと、ハタと、ここまでの話は天動説ではないよねとメタ認知を発動する。
☆対話は、油断すると自分中心の天動説的な発想になりがち。そのたびに、石川先生との対話では、コぺるくんが登場するのである。
☆結局、創造的破壊ができるかどうか、教師次第であるのだが、その教師モデルの1タイプが石川先生。学びと教育と経営と哲学・・・など身に着けるべき能力はかなりハードルが高い。
☆やはり、学校経営は、リーダー次第である。
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