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2018年首都圏中学入試(20)  千葉中学入試始まる。選択肢のシフト。

☆本日20日、千葉エリアの中学入試がスタートした。同エリアの中学入試の生徒募集は全体的に勢いがある。本日入試を実施している学校のうち、募集人数の前年対比が100%以上の学校は次の通り。
 
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☆千葉エリアは、たとえば、二松學舍のように、グローバル教育と東大進学実績の二兎を追う革新性を追究しているところが、多くなってきた。そんな中、渋谷教育学園幕張は、進学実績と革新性の統合を図ろうとしているように見える。
 
☆また、昭和学院秀英のように、一見すると大学合格実績という一兎を追っているようなのだが、入試改革は行うというところもある。すなわち、なんらかの革新性を表現していて、実質的には二兎を追っていると言えなくもない学校もある。
 
☆昭和秀英学院は、本日、午後入試を新しく設定した。20名定員のところ、765人募集。倍率 38.3%と、凄まじい勢いである。
 
☆革新性の在り方や程度は、各学校によって違うが、どんなに良い教育でも、保守的な姿勢は、グローバルな環境で活躍する世代の居住地が増えている千葉や埼玉、もちろん東京では、徐々にウケなくなっている可能性が高い。
 
☆やはり、大学合格実績と革新性の二兎を追うのか、それとも統合すのか、このような二項の二重性のダイナミズムが、この中学入試全体の勢いを生んでいるのだろう。
 
☆選択肢の変更。つまり、進学校か革新校かという選択から、進学と革新の二兎を追う学校か、それとも、統合をする学校かの選択にシフトしたというのが2018年の中学入試マーケットの動向なのではあるまいか。

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