2018年首都圏中学入試(29)文杉 はやくも前年対比204.7%。
☆文杉は、BC州との連携力を破格の21世紀型教育推進力に変換した。C1英語×PBL×ICT×リベラルアーツの現代化×ルーブリックによるリフレクションという21世紀型教育システムは、日本では珍しいが、BC州では当たり前である。
☆文杉は、21世紀型教育の初期値をBC州の教育プログラムにしたのである。かなりハードルは高かったが、BC州からも、やはり日本の生徒は勤勉で優秀であると高く評価されている。よって、一期生13名の進学先もすばらしいものとなった。
☆DDコースの学びは、そのほとんどがオールイングリッシュ。日本語の授業は、文科省の学習指導要領と互換できない単元を日本の教師が行う時ぐらい。BC州のプログラムは、日本でいう単元ごとにルーブリックができていて、それにしたがって、生徒も教師も思考力やエッセイ力、プレゼンテーション力をリフレクションしながら進んでいく。
(DDコースの授業は、最初はPILという講義で、そのあとすぐに、PBL型になり教師はファシリテーターに徹する。)
☆そのルーブリックは、もちろんメタルーブリックというコンセプトがあり、具体と抽象の体系になっている。現状の日本の場合、このメタルーブリックやそれに相当する思考コードを創ることの重要性に気づいていないから、単元ごとのルーブリックがその場しのぎになって、ルーブリックの有機的循環が阻害される。
☆よって、使えば使うほど無限後退していく危険性があり、使い方を誤ると、良薬も劇薬になってしまうのと同じことになる可能性が潜んでいる。
(中学の国語の授業もアクティブラーニング型。ロイロノートを活用して、一人一人の考え方をシェアしているシーン)
☆文杉は、BC州のルーブリックの体系を活用することで、その効果を最大限引き出した。その影響は一般クラスにも影響し、シナジー効果を生み出している。今年の4月からすべてのクラスで、1人1台(現在はグローバルコースとDDコースはそうなっている)の環境になるので、そのシナジー効果はさらにパワーアップする。
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