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2018年首都圏中学入試(42) アクセスの傾向の変化

☆昨年1月のホンマノオトでアクセス数が最も多かったのは、「2017中学入試動向(77)クリエイティブスコアの高い学校」。次に多かったのは「2017年中学入試中間情報【10】 帰国生入試 未来の学校はどこか?」である。

 

21ceo

(21世紀型教育機構加盟校は、帰国生にとって気になる存在である。)

 

 
☆昨年のクリエイティブスコアに替わる新しい指標を示した内容が、第4位の順天で行った保護者会資料であるから、学校選択に参考になる資料には、やはり関心が高い。
 
☆しかし、帰国生から見た私立中高一貫校のリストの方が、興味・関心が高かった、しかも昨年の帰国生入試関連の記事の倍のアクセス数があったというのは、やはりグローバル教育への関心度が高くなっているのが、今年の傾向ということではないか。
 
☆もちろん、ホンマノオトにアクセスしている方は、中学受験生人口の25%にすぎないから、そのような指向性のある方がアクセスしているという偏りもあるだろうが。。。
 
☆また、個別の学校情報を上回る、中学入試市場の変化についての記事にも注目が集まっているというのは、やはり学校選択を未来を見据えながら多角的に考えている方が増えてきているということだろう。つまりかつてのように、偏差値と大学合格実績だけで選択していればよかった時代とは変わってきているということだろう。
 
☆そして、「思考力入試」について放映したNHKの記事もアクセス数は高かった。新中学入試市場への関心も高まているということ。
 
☆たしかに2020年大学入試改革に対応する端的な能力は、「英語力」と「思考力」であるという流れが、ある英会話学校のテレビのCMでも流されるようになってきたほどだ。
 
☆この英語力と思考力は、しかしながら、2020年問題を乗り越えるための能力というよりも、「グローバル」という意味の再定義に関係しているのだと思う。というのは、2020年問題は、日本だけではなく、海外でももっと大きな転機を迎えることにならざるを得ないからだ。
 
☆その契機が、第4次産業革命というAI社会の到来であることは、周知の事実だろう。ことは中学入試の新市場の話だけということではなく、ここに変化の最前線の兆しが見えているということなのではあるまいか。
 

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