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2018年首都圏中学入試(7)横浜女学院、フェリス、横浜共立

☆フェリスと横浜共立の生徒募集は締め切られた。ぞれぞれ、前年対比94.1%、99.2%。微減というか横ばい。当局は何も危機感を感じていないだろう。
 
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☆一方、同じプロテスタント校でも、横浜女学院のAは、前年対比143.2%。アカデミークラスと国際教養クラスに分け、それぞれの学びは、ESDとCLILで構成する。1人1台のタブレットのICT教育も充実する。
 
☆これができるのは、もともと横浜女学院は言語力と思考力に力を入れていたからだ。となると、フェリスや横浜共立もそれは同様だ。
 
☆であれば、伝統と革新の二兎を追う横浜女学院の募集が増えるのはわかる。それだけではない。CLILやICTは、脱技能化するすぐれた知の道具である。
 
☆すでに多くの21世紀型教育校で証明されているが、入学時の偏差値に関係なく、英語力や思考力が極めて豊かになる。
 
☆伝統校は、革新的な学校を、本質を忘れているなどと嘘ぶくが、それはあまりにエラそうな傲慢な態度である。
 
☆そもそも人間存在の本質すら再定義される時代である。哲学だって、歴史と共に考え方の枠組みはダイナミックに変化している。
 
☆その変化をみようとせず、大学合格実績がよいからといって、歴史というものを大切にしないのはどうなんだろう。
 
☆フェリスや横浜共立こそイートンカレッジのように伝統と革新の統合教育を実践すべきだ。せっかく豊かな教養と知性の生徒がたくさん入学する。聖書にもあるではないか、神にもらったタラントを増やさないことは神の意志に反するのである。
 
☆自分を守るより、未来の日本社会をどうするか、プロテスタント校は、横浜女学院のようにコミットメントしなくてはならない。

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