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【メモ】創造知を共有する集合天才へのベクトルを チームG2Cの仲間へ

※今回のメモは、今年の中学受験生には、あまり関係ないので、飛ばして読んでください。今のシリーズは、日々凄いアクセスなんですが、おそらく中学受験関係者の方が多いのだと思います。そんなときに合間合間にときどき「メモ」を書き込んでしまいます。何せ思いついたらメモしておかないと忘れてしまうのです。ごめんなさい。
 
☆2018年の首都圏の中学入試の市場を分析していると、時代の変化の局面がみえる。何せ、教育市場の3%シェアにすぎないニッチな市場。しかし、この小さな領域に最先端の教育イノベーションや価値観の転換がぎっしり詰まっている。
 
【図1】
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☆しかも、大学改革などの最新の情報が直接結びつく領域でもある。実際私自身もこの領域で仕事をしているので、ジャーナリスティックではなくて、プラクティカルな知(PW)が発動してしまう。
 
☆それに、盟友神崎代表が、中央公論の最新号の特集「大学入試改革」を、ぼくたち仲間が共有している「思考コード」で、ばっさり斬ってくれているので、PWが作動しないわけにはいかない。
 
☆思考コードは、ブルームのタキソノミーをアレンジしている。とはいえ、このタキソノミー自体、社会構成主義的な啓蒙思想(ルソー、カント、ヘーゲル、ピアジェ、ヴィゴツキー、シーモアパパート、デューイ、ハーバーマス、ローティなどの)の系譜=≪私学の系譜≫で、極めて哲学的な話なのだが、発達心理学や認知心理学が、教育界ではわかりやすいので、ブルームをアレンジしているだけなのだが。
 
☆要するに哲学的な文脈を括弧にいれて話せるので、ストレートに学びに哲学を内蔵させることができる。21世紀型教育は、リベラルアーツの現代化がベースだから、哲学とSTEAMを実践する必要がある。しかし、いまさらカントだ、ヘーゲルだ、アウフヘーベンだとかいってもわからない。しかも、一握りの生徒がそんな創造知を身につけて終わりにするのではなくて、創造知を共有できる集合天才に世のベクトルを向けようとしているから、カリキュラム的にも時間がない。
 
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☆そこで、「思考コード」というカプセルに入れておいて、それを開くか開かないかは、本人次第ということにした。開かなくてもPWが作動するからなんとかなると。
 
☆てなわけで、そういう21世紀型と思考コードをクロスさせると、【図1】になる。
 
☆20世紀型教育というのは、クリティカルシンキングやクリエイティブシンキングを一部の人間(=専門知)にしかシェアしないから、知は大衆化してしまう。そして、そんな専門知に対して、ものすごルサンチマンがうごめいて、独善知が生まれる場合もある。独善的に自分は最先端にいると勘違いし、博学的狂気が荒れ狂う。何せ、クリティカルでクリエイティブシンキングが作動しないから、抑圧的な独裁者的言動に終始する。
 
☆現状の市場の大きさでいえば、大衆知>独善知>専門知>創造知である。だから、個人化社会である今日は、実に危うく創造知によるリスクマンジェイメントが求めれrている。というのも、大衆知=独善知>専門知>創造知になりつつあるからだ。
 
☆リスボン大地震のときも、明治維新の時も、3・11のときも、いかに専門知が実践的でないかが露呈し、そのたびにPWとしての創造知が発動した。しかし、20世紀社会は、のど元過ぎれば・・・であった。
 
☆そうならないようにするには、創造知は、ほかの知すべてを回収しなければならないという覚悟を決めた。それが2011年に21世紀型教育機構が誕生した本当の理由なのである。
 
                (新大阪に向かう新幹線の中で)

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