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【速報2】生徒が集まる学校の中でさらに選択できる眼

☆香里ヌヴェール学院の石川学院長、アサンプション国際の江川校長、同丹澤副校長と対話をしていて、生徒が集まる学校の中でさらに生徒にとって希望のある学校はどこか選択する眼=選択眼を磨くと、今後の学校選択に役立つなあと気づいた。
 
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☆説明会で、教師のトークが伝える話し方なのか、伝わる話し方なのか自覚している学校は、実はそう多くない。ほとんどが、わかりやすく伝えるというステレオタイプな手法が使われている。
 
☆しかし、これでは、たいてい集まらない。「わかりやすく」を「X」に置き換えると、「X」するように伝えるというトークになる。すると、それは「X」するように伝える=伝わるということになる。
 
☆結局伝えるか伝わるかを認識しているというより、<「X」するように>という部分を考案している学校に生徒が集まるということだろう。
 
☆ということは、「X」の部分を考案しなくても、ただ伝えるだけで生徒が集まってくるというのは、「わかりやすく」伝えているからではなく、別の要因で集まっていると考えたほうが良い。
 
☆だいたい「わかりやすく」って誰のためにわかりやすくなのか?わかりやすく伝えますというのは、本当は相手のことを考えていない見下した言い方なのだ。こんなこと言ったら、相手は理解できないだろうと、ものすごい上から目線だ。
 
☆実は、この「わかりやすく」は、自分や学内の仲間にとってわかりやすくという場合が多い。ということは、外部の人は、どこか疎外感を感じるのである。もう少しつっこんだ話を聞きたいのに、いつも簡単な何やっているかの事実しか並べない。いつになったら、その先を語ってくれるのかと。
 
☆そこまで、足を運んでくれるのだら、まだよいが、たいていはリピーターにならないだろう。だいたいYoutubeとか閲覧数が多いのは、わかりやすいから多くなるのだろうか?まさかこれがというもののの方が多いのではないだろうか。
 
☆というわけで、「X」なしで伝えて、それで生徒が集まる学校と「X」付きで伝えて、生徒が集まる学校では、その「X」の部分が違う。
 
☆何度も同じことを言うが、生徒が集まっている学校で、「X」を考案している学校かどうかを見極める選択眼を鍛えることは大切である。
 
☆もちろん、「X」以外の、偏差値や大学合格実績などの量的指標で選ぶのもありだが、「X」を考案しているところは、人気がでる。人気がでると、偏差値が上がってしまう。当然、大学合格実績もでてしまう。
 
☆2020年大学入試改革は遅速ではあるが、すでに今年の東大の入試に変化の兆しがある。ますます「X」というソフトパワーがものをいう。
 
☆「X」とは何か?教えて欲しいと思うかい?思わないよね。そだね~。それは自分で考えなければ「X」ではないということかい?そだね~。
 
☆北海道出身というか小5から中3まで釧路に住んでいて、北見市の会場で函館ラサールを受験したのを思い出した。会場は男子ばかりで埋まっていた。思わず休み時間に見ず知らずの隣の受験生に、この会場は男子の会場なのかい?そうだべさと怪訝な顔をされた。
 
☆そらりゃあ男子校だから当たり前だが、そんな事も知らず受験していた。そんなこんなだから、今の人生も適当極まりない(汗;)。

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