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2018年首都圏中学入試(60) 21世紀型教育校が思考力を育成する理由

☆2月3日現在出願数前年対比をみてみると、文化学園大学杉並は346.2%、八雲学園112.2%、聖学院111.5%。三田国際は難度があがり、敬遠されたが総数3500人を集める勢い。工学院は、八王子エリアという23区に比べ、圧倒的に中学受験生が少ないという不利な条件に満身創痍になりながら格闘しているが、その事態を、さらなるイノベーションを生む運命の力にしている。
 
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☆いずれも、先鋭的21世紀型教育を実践して、英語力と思考力を全面展開してきたし、これからもさらに実践していく学校である。
 
☆それは、予測不能な未来、つまり運命の力が大きなウネリを生み出す時代がやってきているからだ。このような時代に、なぜハイレベルな英語力や思考力が必要かというと、このThe Force of Destinyに翻弄されるのか、内なるフォースとして宿すのかが重要な問題になるからだ。
 
☆運命の力に翻弄されるのか、運命の力を自分の内燃としてつかみとるのか、と自問自答した時、これらの学校は、もちろん、生徒1人ひとりが、内なるフォースとして運命の力を宿す教育環境を創ることにした。
 
☆したがって、そうするためには、受験英語ではなく、ハイレベル英語力が必要だし、受験小論文ではなく、複眼的でハイレベルな思考力が必要になるわけである。
 
☆そして、その成果として、もちろん大学合格実績が向上したというのも一つであるが、何より先鋭的なグローバル・コミュニティと連携できたのである。
 
☆文化学園大学杉並は、カナダのブリティッシュコロンビア州の教育委員会と連携。つまり、文杉は日本の学校であると同時にBC州公認のカナダの学校でもあるのだ。
 
☆八雲学園は世界のエスタブリッシュ私立学校のコミュニティ「ラウンドスクエア」の加盟校。聖学院は、タイのメイコックに世界の痛みを救うセンターを創って、生徒はそこで、世界の中で自分は何ができるのか探究する。
 
☆三田国際は、アップル社が認定するアップルスクールだし、工学院は日本初のケンブリッジスクール認定校である。
 
☆このようなグローバルコミュニティとの連携活動は、海外研修とか、模擬国連以上に、深い絆と広く実効的な世界的視野を形成できる。
 
☆このグローバルコミュニティとの連携の成果がどんなにすばらしい教育効果を生むのか、すべて日本初といってもよいほどの活動であるので、まだメディアも気づいていない。
 

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