【メモ】石川一郎先生の公開つぶやき。2019年を見通す。(2)
☆要因を挙げてみると、
①ブランド力
②安い
③交通便
④進学力
⑤革新力(英語力×思考力×教養力×ICT力)
⑥教師力
⑦同窓力
⑧組織力
⑨明るい雰囲気
☆おそらく、今や一つの要因だけで教育の魅力を生み出せるわけではないが、この中で、「教師力」だけが、すべての項目を生み出す「要」であるということは間違いない。
☆教師力がないブランド力は、古色蒼然とし、教師力のない安さは、組織の士気が高まらない。教師力のない交通便の良いだけの学校は、私学的雰囲気はない。教師力のない進学力は、おそらく予備校に全く勝てない。教師力のない革新力は、パッケージを使っているだけで、創意工夫がない。教師力のない同窓力は、母校愛がない。教師力のない組織力は、雰囲気が悪い。教師力のない明るい雰囲気は、ただ軽薄なだけ。
☆はてさて、教師力とは何だろう?石川一郎先生はいかに考えているのか?それは著作を読んでいただければよいだろう。
☆一つ言えることは、自己変容型知性としての教養を身に着けようとしている教師がどうかだ。優秀な自分を前面に出す教師はたくさんいるが、それは教師力はないことはないが、組織を創ることができない。魂の共有ができないから、雰囲気が悪くなる。
☆全体感がないから、スタンドプレイが跋扈する。もちろん、突き抜けるクレイジーさは重要。それが感染すればなおさらんだが、その場合、必ず媒介者としてよきサポーターがいる。
☆かえつ有明のように、佐野先生―金井先生という友情が組織に創意工夫を感染させ友情の輪を広げる仲間性が生まれている。よって教育の魅力の光が放たれる。
☆聖学院のように、伊藤先生―本橋先生―内田先生―日野田先生―生田先生ー・・・という大所帯の絆を生み出したアダプティブリーダー児浦先生が、生徒まで巻き込んで聖学院の潜在的魅力を可視化することに成功した学校もある。もちろん、その自由を保障している副校長の清水先生のサーバントリーダーシップは強烈だ。
☆三田国際も、田中教頭が知性と感情のマネジメントを行い、見事な学習する組織を形成し、大橋学園長の理想を現実化しているところもある。
☆大事なことは、こうした媒介者の存在である。先生方及び生徒たちの絆を媒介して理想に向かう現実の適用力を生み出す力。
☆香里ヌヴェールにしてもアサンプション国際にしても、ちゃんと媒介者が存在している。interbeingとしての教師力。
☆そして、inter-という意味こそ、教養ということなのである。
☆4月から、いろいろなことが起こる。interbeingの大きな動きがでてくる。それは、いずれ話をしたい。
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