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2019年中学入試の新フレーム(03) 思考力入試と聖学院

☆かくして、思考力入試は生徒募集戦略のための道具であると同時に、優勝劣敗型利己から解放されたいと思っている集合天才型個人を受け入れる学びの入り口なのである。
 
☆そして、それが聖学院から始まったというのが、≪私学の系譜≫として意義深いのだ。
 
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☆というのも、この20世紀社会を席巻して支配してきた優勝劣敗型利己を製造してきたのは、福沢諭吉と袂を分かち、天賦人権説という集合天才型個人の育成を啓蒙した思想を排除した東大初綜理の加藤弘之である。その時から始まり、今も脈々と陰に陽に継承されている富国強兵・殖産興業の発想である。
 
☆この加藤弘之に、真っ向から反論反駁を投げかけ立ち臨んだ東大生が、聖学院の初代校長石川角次郎である。
 
☆今日ざわついている加藤弘之の暗黒面を封印できるのは、石川角次郎の遺伝子を受け継ぐ聖学院の教育に他ならない。私は、以前からジェダイが育つ学校だと言ってきた。
 
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☆先生方は、真面目だから、そのようなメタファーを好まないかもしれにが、優勝劣敗型利己ではなくオンリー・ワン・フォー・アザーズという理念のもとに、集合天才型個人を受け入れ自己変容をファシリテーションする教育を生み出している。
 
☆(進学力×革新力)×グローバル教育がそれであり、その教育を標榜する「記号」が「思考力入試」なのである。
 
☆未来の子どもにとって、いつまでも希望の光であって欲しい。

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