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教育の再定義の時代「グローバル教育3.0」(04)グローバルコミュニティ ②

☆グローバルコミュニティとの連携は、抽象化すると、「グローバル体験→気づき→言語化→活動のループ=多角的な問いの気づき=創造的破壊」となると思う。聖学院のタイ研修でも、この思考と実践の二重らせんが、生徒の中に生まれている。
 
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☆この研修の場合、まずいくらC1英語でもどうにもならないという状況に生徒自身が気づく。原初的言語問題に気づくというスーパーC1言語の本来性に立ち戻る体験から始まる。気づきも多い。そして、グローバルコミュニティであるメーコックファーム(チェンライ県メーコック財団)との交流は、ボランティア活動がメイン。

☆すでに現地で、世界の問題の中の自分とは何か?という問いの気づきと言語化問題、そしてボランティア活動という循環が大きく心の共鳴板を鳴り響かせながらぐるぐる回っている。

☆国内のプロジェyクト学習の生半なブレストとは違い、自分の中で創造的破壊が起こり、いったい自分は何ができるか?思い切りブレイクスルーして帰国する。

☆大学受験勉強なんてと斜に構えている自分はそこにはもはやいない。何になるか大学に進んでから考えようという気持ちは消えている。自分に何ができるか、自己変容型知性が内面にみなぎっているのを感じるようになっている。

☆グローバルコミュニティとの連携による根源的な問いの創出のプロトタイプがここにはある。国内だけの大学に合格することだけを考えていると、斜に構えるか、猪突猛進して根源的な問いは忘却のかなたにおいやるかいずれかだろう。

☆実際、余計なことは考えるなと受験指導がなされている学校も多いのだ。この指示は、未来を考えるな、変化する時代に対応するなと言っているようなものなのだが、そのような学校自身、自問自答できなくなっており、硬直化し、凍てついた雰囲気であることに気づくことがもはやできなくなっている。

☆そんな学校を選択する自由はあるが、それは自由なのだろうか?

☆いずれにしても、聖学院の思考力入試は、このタイ研修で行われる「グローバル体験→気づき→言語化→活動のループ=多角的な問いの気づき=創造的破壊」のメッセージを語りかけている。

 

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