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教育の再定義の時代「グローバル教育3.0」(09)グローバルコミュニティ ⑦

☆グローバル教育3.0は、グローバルコミュニティと連携できるかどうかがポイントであると前回述べたが、連携できるというのは、互いにやっていけるかという合意形成がなされるということでもある。

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☆これは、言い換えれば、組織どうしが共感できるかどうかであり、これは組織文化が似ているかどうかということでもある。21世紀型教育推進校が連携できるグローバルコミュニティも当然21世紀型教育を推進していなければならない。
 
☆21世紀型教育を推進する組織の特徴は、
1)ホラクラシー組織か、ホラクラシーとハイアラキーの均衡を保つ組織である。
2)一握りの天才を育成するのではなく、集合天才を形成する。
3)創造的思考を重視する。
4)C1英語、PBL、ICTを統合した学習やリベラルアーツの現代化は、当たり前である。
5)グローバルシチズンシップの養成とそれを形成する諸条件を持続可能にしている。
☆だから、IBよりラウンドスクエアとかBC州とかケンブリッジイングリッシュスクールとかタイのメーコック財団などのグローバルコミュニティと連携する。
 
☆IBの場合は、ハイレベルなプログラムがメインで、それを遂行する組織はハイアラキー型でもできる。むしろ、プログラムフリーになることはないから、ハイアアラキー組織の方が遂行しやすい。
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☆微妙な差異だけれど、ここに≪官学の系譜≫と≪私学の系譜≫の違いがでてくるのかもしれない。
 
☆いずれにしても、大胆な教育制度イノベーションいう外在的要素とコミュニケーションイノベーションという内在的要素の内的連関が部分的で単純型連携ではなく、全体として多重型連携が行われている組織どうしの連携が、21世紀型教育校のグローバルコミュニティとの連携となる。
 
☆そして、この連携の意味は、今後の新しい政治経済システムのプロトタイプとなるという重要な意味も横たわっているが、それは2021年以降明らかになるだろう。

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