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教育の再定義の時代「グローバル教育3.0」(10)創造的破壊としての思考力×ICT①

☆もう1つの重要なパネルディスカッションのテーマは、「創造的破壊として思考力育成とICT教育」。コーディネーターは、中学入試界の創造的破壊者である首都圏模試センター取締役・統括マネージャー山下一氏。
 
☆パネリストも、創造的破壊教育を実践している東京女子学園教頭の落合裕子先生、聖徳学園学校改革本部長の品田健先生、和洋九段女子教頭の新井誠司先生、富士見丘教頭の白鶯訓彦先生。実にスリリングなパネルディスカッションとなった。香里ヌヴェール学院の石川一郎学院長も飛び入り参加するほどだった。
 
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☆「創造的破壊」というイノベーションと成長を表現する言葉は、最近ではクレイトン・クリステンセンがぶち上げて、話題になっている。21世紀型教育機構は、シュンペーターやドラッカーの考え方も取り入れている。
 
☆というのも、クリステンセンは、ICTが生まれてからのイノベーションが中心だが、シュンペーターやドラッカーは、技術革新だけではなく、人材のイノベーションも含め、技術による量的成長だけではなく、人材革命まで射程に入れた内生的成長に目配りしているからである。
 
☆そういう意味で、イノベーションは、創造的破壊としてのイノベーション、持続可能なイノベーション、効率化を図るイノベーションにわけると、21世紀型教育機構が最も重視しているのは、「内生的成長を図る創造的破壊としてのイノベーションである。
 
☆同機構にかからず、本来教育において求められるのは創造的破壊であろう。しかし、意外と効率化のためのイノベーションを取り入れて、教育になかなかリンクしないICT活用をしているところも多い。
 
☆今回21世紀型教育機構が、教育の中にダイレクトに創造的破壊としてのイノベーションを導入することで、新しい学びのデザインができ、生徒の才能を開花するきっかけをつくったり、学力の指数関数的な内生的な成長力が生み出されていることについて、パネリストは大いに語ったのである。

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