女子聖学院×聖学院×パラスポーツ 世界を変えるDeザイン
☆2020年東京オリンピックパラリンピックという歴史的事件に遭遇している彼らは、それを自分事として受けいれたときに、この行事にかかわることで自分は何ができるのか考える機会に遭遇した。
☆その機会は、女子聖学院と聖学院の先生方や企業人、ボランティアの方々との関係がきっかけだったのだろうが、ただそれだけでは、このような熱気やシナジー、エネルギーが生まれない。
☆両校のふだんの授業や教育活動に、常に自分とは何か、自分なら何ができるのか、それがfor othersとして他者との関係を共に創っていけるのか、それはどのような関係態なのかなどリフレクションループが充満していて、相互に自己開示していける仲間性があるから、生徒、教師、支援者、支援団体の方々との化学反応が起こったのだろう。
☆何より、パラスポーツのアスリートとインタビューした時、生徒は心に響くものがあったという。それを動画で一瞬にして多くの人に伝わるものをつくりたいということのようである。
☆「世界を変えるデザイン」。それは「世界を変えるDeザイン」であろう。人々はみな心のバリアがある。偏見や先入観で心は凍てついている。それを一気に氷解し、心のバリアフリーなるものを共感できる世界を生み出す行為。
☆ルーチン化した記号=サインをDe=脱構築する行為。アートとデザインは、ビジネス上は明快に分けられているが、そのようなルーチン化した記号も再定義する挑戦。新しい経済社会の地平がそこから生まれてもくる。
☆ともあれ、インタビューやディスカッションを通して湧き出でる魂、アイデア、コンセプトを表現するロジック、クリティカル、クリエイティブな思考実験を経て、実際にディバイスを共に操作しながらプロトタイプを創っていく。
☆そして、それを互いにモニタリングして、ブラアッシュアップしていく。私が訪れたときには、その一連のワークはすでに2時間が過ぎていて、そこから1時間半見学して次の場所に移動しなければならなかったのだが、なおもフューチャーセンターは情熱がほとばしっていた。その集中力と持続力。その場にいる皆の内なる光が、プロジェクターから投影される時の感動。
☆学びはこうでないとと思いつつ聖学院の外にでた。あまりの寒気に驚いたが、それだけ温かい何かが脳神経系と循環器系に流れているのを感じることができた。
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