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思考コードで見る「教育・産業・社会」(02)B領域思考人間の危うさ

☆首都圏模試センターは、2018年4月から、「思考コード2.0」に突入する。昨年までは、「思考コード1.0」で、思考コードとはいかなるものかを広めてきた。その情報拡散に、香里ヌヴェール学院の石川一郎先生が活躍されたことはいうまでもあるまい。
 
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☆しかしながら、同時に石川先生は、クリティカルシンキングも発動し、B2思考は危ないのだと語ることも忘れない。もちろん、それがNHKやメディアに取り上げられることはほとんどない。日本社会において、クリティカルシンキングはタブーである。
 
☆なぜか?実はB領域思考人間は、大衆をA領域思考人間に教育し、クリティカル&クリエイティブシンキングのC領域思考人間を専門時空に隔離する。そういう結界をはる役割を果たす時がある。つまり、知の成長を阻害する壁を創り出す。
 
☆そこをもしも明らかにすれば、メディアは、忍び寄るB領域思考人間の抑圧的権力によって、注意喚起されてしまう。それゆえ、自粛するのだ。
 
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☆しかしながら、2020年大学入試改革は、そのB領域思考人間が、自らリフレクションして、自己変容型知性を発揮し始めている。C領域思考人間という高度技能人間を育成しなければ、日本の国力はどんどん下がっていくからだ。
 
☆首都圏模試センターは、市場を創出する側だから、何が次の成長への道筋なのかが読めている。つまり、B領域思考人間が、知の成長を阻害している氷の壁を作っているが、それを氷解することはいかにして可能かと。
 
☆そこで、その壁を氷解するアイテムを創り出そうと。それが「思考スキル」である。今年の4月から行われる「統一合判」のテストの解答解説において、一問一答ごとに、思考コードと思考スキルを明らかにしていく。これが「思考コード2.0」である。
 
☆いかに教師が、B領域思考人間だったとしても、子どもが思考コードと思考スキルを使いこなせるようになると、氷の壁は、どんどん溶けていく。
 
☆このことを、先日のセミナーで石川先生にも伝えた。すると、協力を惜しみなくしてくれると即解。そこに集まった多くの塾の先生方にも、その石川先生の野望は伝わっただろう。
 
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☆三田国際の田中教頭は、すでに独自の思考コードを学内で共有し、思考スキルも同様な状態にしている。各先生の授業を拝見したときに、きちんと思考コードと思考スキルが画面上にアップされながら展開していた。
 
☆石川先生もアサンプション国際の江川校長と連帯して、カトリック思考コードと思考スキルを学内に共有していくことになった。私も両校の研修で、思考コードと思考スキルを活用したPBLを創発的スクライビング手法でシェアしていくお手伝いをする機会を頂いている。
 
☆いよいよ「思考コード2.0」の動きが広がっていく時が来たということだろう。
 

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