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思考コードで見る「教育・産業・社会」(17) 塾歴解放区に期待。

☆2018年3月15日号のサンデー毎日の東大合格者数高校別ランキング(大学通信調べ)で、首都圏の学校で合格者数10人以上の学校を抽出して、再度データを作り直してみた。

 

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☆上記の学校だけで、合格者全体の40%シェア。学歴社会が崩れてきているとはいえ、まだまだあるから、これらの学校の教育の質が、近代官僚社会日本にストレートに影響を与える可能性が高い。
 
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☆上記のリストで、公立(国立含む)と私立の比率をだしてみた。私立が圧倒的に多い。私立学校にはそれなりの責任がある。ここが塾歴社会から解放されていないと問題なわけである。
 
☆公立学校も学歴社会の枠内にあるが、グローバル教育やC領域思考人間力育成を予想させる高校入試の問題を作成しているから、いわゆる学歴社会から視野を広める人材が育っている可能性が高い。
 
☆問題は学歴社会=塾歴社会なのである。同じ学歴社会でも、公立のように日本の歴史的な文脈構造のもとは違い、ベースは合格することが最上位の目的になっているから、学歴社会のエリート層に暗黒面が忍び寄る機会を開いているのでる。
 
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☆上記の学校の中にどれくらい塾歴社会に影響を受けているのかそのシェアを予想してみた。38%シェアである。これは大きな影響を与える。このシェアを全体に広めると15%である。
 
☆しかし、もし私立学校がすべて塾歴社会に感染しているとしたら、塾歴社会は74%になるのであって、仮に塾歴社会の波をかぶろうとも、それをクリーニングする努力を各校が行っているのである。これについては、いずれ考察しよう。
 
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☆歴史的文脈としての学歴社会や塾歴社会としての学歴社会はC領域思考人間の育成によって崩れるが、塾歴社会としての学歴社会の壁は相当強固なので、この崩壊速度を遅速させている大きな原因である。
 
☆この原因を取り除くには、様々な方法があるが、C領域思考人間を育成するアダプティブラーニング×PBL×思考コード×思考スキルの学びを応援する本道によって、それを果たしたいと思う。

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