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2019年中学入試の新フレーム(30) 自ら未来の信用力を創るグローバル教育3.0。

☆今まで、そして今もまだ、学歴社会や塾歴社会の残滓はある。このような社会で勝ち組になるという優勝劣敗発想も存続している。しかし、一方で、この発想から言動に出てしまうパワハラやいじめなどの抑圧が問題となり、その内側の暗黒面が露になっているのも否めない。
 
☆このような社会から解放され、新たな未来を創ることができる方法を身につけることこそ、子ども自身が未来に自分の価値を見出し、かけがえのない存在であると同時に互いに信頼し合える信用力を確固たるものにできる。
 
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☆AI社会になり、中央集権的権力によって信用創造(貨幣の生産)されてきた階層構造社会は、崩れて始めている。だから、最後のあがきも起こっている。ICOという仮想通貨が拡大することは明らかであるが、そこに「信用」というものを自ら創ることができなければ、新しいティール組織的な社会に参加することができなくなる。
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☆決して排除する構造があるわけではなく、中央集権的な信用創造に依存する知識は、ウィルスやバグとしてAIが消去してしまうだけである。
 
☆ある意味、実に恐ろしいのだが、高次元での倫理や思考、情緒、ハイクオリティな感覚が要求される社会になる。それが第4次産業革命の行きつく先である。そうでなければAIと共生できないからである。
 
☆現在のように、寄らば大樹の陰的な階層社会では、適度に逃げ隠れできた。したがって、このような社会から見たら、かなりストイックな生き方になる。
 
☆どうやら、生き方や習慣のアップデートが求められる時代が到来してきたということであろう。愛の鞭とかいっていた昭和に郷愁を求めるドラマや映画がトレンドになるのも、自分の信用力を自分で仲間と協働しながら創っていかざるを得ない時代がすぐそこにやってきているから、その辛さから一瞬逃避したくなるからだろう。
 
☆しかし、飛び込んでみると、実に興味深く、モチベーションが内から湧いてくる自分がそこにいることに気づくだろう。21世紀型教育機構の教育は、生き方や習慣のアップデートを可能にするいわばバージョンアップし続けるOSである。
 
☆それゆえ、ICTを受け入れがたいのと同じ感覚で、21世紀型教育を感情的に忌み嫌う人が一定層いるのはしかたがない。しかし、デジタルネイティブがデジタルネイチャーを基盤として生きていく時代は、21世紀型教育は当たり前なのである。
 
☆学歴社会や塾歴社会に固執する人々は、そろそろ保身のための言動やエゴを捨てるべき時ではないか。デジタルネイティブの未来社会を幸福なものにするために。
 

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