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2019年中学入試の新フレーム(37) 問題山積も英語4技能活用進む。

☆各紙は、26日、大学入試センターが、2020年度に始まる大学入学共通テストで受験可能な英語の民間試験として7種類を認定した件を一斉に報じた。
 
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☆試験ごとに目的や実施方法、検定料が異なるし、経済格差などによって受験機会に差が出たりと公平性の面で課題山積。
 
☆東大などは、現時点で共通テストでは活用しない方針を明らかにしているし、国立大学協会は配点割合を「英語全体の1割弱」に抑える提案を出している。
 
☆しかし、今春の医学部の入試などでは、すでに民間英語4技能テストの活用が実施されている。東大でさえも活用している。
 
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☆しかも、C1英語を求めているところも多い。医学部とC1英語?と思われるかもしれないが、C1英語は高次思考力も要するので、一石二鳥ということだろう。
 
☆東大というより、医学部人気の昨今であるから、医学部進学の多い高校は、C1英語の環境を作らざるを得なくなる。
 
☆すると、もはや従来の受験英語の力を超えた力が必要になる。
 
☆やはりグローバル教育3.0及びグローバル高大接続準備教育は、すでに進行している。にもかかわらず、共通テスト段階でああでもないこうでもない。
 
☆実に不思議な改革前夜のやりとりである。
 

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