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教育の再定義の時代「グローバル教育3.0」(14)創造的破壊としての思考力×ICT➄

☆2月18日(日)に行われた「新中学入試セミナー」(21世紀型教育機構主催)において、和洋九段女子教頭新井先生はパネラーとして、PBL(Problem based Learning)型授業に溶け込んでいるICT教育のシステムについて丁寧に語った。
 
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☆同校は、21世紀型教育にバージョンアップして3年目を迎える。一方通行型の授業から相互通行型授業にチェンジしたことと1人1台のタブレット型PCの環境を整えたこと。またPBL専用のフューチャールームの設置など授業の内的システム、コンピューティングシステム、学びの空間システムの三位一体システムを創り上げている。
 
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☆この三位一体を可能にしているのは、システム同士をつなぐメディアである「ルーブリック」のデザイン構築があったからこそで、正四面体(regular tetrahedron)として立体的な三位一体で、かなり強力なバージョンアップなのである。
 
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☆和洋九段女子のPBL型授業は、上記のようにステップを踏んでいく。なんといっても、東大推薦入試で投げかけられるような問いとしてトリガークエスチョンを投げるのがメインなのだが、いきなりではさすがに難しいので、その前提条件を自宅で学ぶ反転授業も織り込まれている。
 
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☆トリガークエスチョンが投げられたら、まずは個人でブレストをする。ディスカッションする前に、自らの中に語るべきものが蓄積されていることが肝心であるからである。このプロセスを飛ばしていきなりディスカッションをやれるようになるのは、中3あたりからである。
 
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☆個人ブレストが終わったら、いよいよディスカッションと協働プロダクト。プレゼンの準備にとりかかる。
 
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☆そして、大事なことは最後は1人ひとりがレポートをまとめるということである。ここまでは、ルーブリックはステップごとにそれぞれのセルが対応していたのだが、最終的には、ルーブリック全体領域の思考をフル回転させる。
 
☆ここにおいて思考のエンジンの出力がパワフルになる。このような日常のPBL型授業の連続が結果的に大学合格実績に結びつくことは、すでに先行している21世紀型教育機構に加盟している仲間の学校が証明済みである。
 
☆和洋九段女子の21世紀型教育へバージョンアップしたのは準備期間も入れて3年めだから、バージョンアップ1期生は、新中2ということになる。実にこれからが楽しみな女子校なのである。
 
 

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