【メモ】教育の世界で革新的だけど保守的なことが起きている。そこを突破する。
☆保守的グループの中に潜在的に革新的人材がいる。しかし、マインドは学歴社会の優等生で、保守的。しかしツールは革新的。ボトムアップを活用しながら基本トップダウンという保守的組織をベースにする。資金調達の仕方は革新的なのだが、組織はまだ革新的ではない。
☆そういう進化の段階の動きが急激に起きている。やがて、革新的グループ側に完全に立つだろうと期待している。
☆私も、福原氏も、鈴木氏も互いに独立しているから、トップダウンはそもそもありえない。だからボトムアップということも当然あり得ない。それぞれ勝手に言い合って、重なるところだけ協働し、そうでないところは、それぞれ勝手にやっている。
☆そして、このアダプティブラーニングとアクティブラーニングを要素分解せず、統合させようというプロジェクトは、新しい学びの環境を実際に持っている仲間がいないとできない。
☆それが、学校の場合もあるし塾の場合もあるが、最もパワフルな仲間は山下氏(首都圏模試センター取締役・統括マネージャー)と北氏(同取締役。教育情報部長)だ。仲間というか、ずいぶんお世話になっているというのが本当のところだ。
☆C思考領域人間力を育成する有機的システム思考環境には、授業―テスト―評価―キャリアデザインが、丸ごと学び体験とデータとメンターによって、瞬時にできるリアリスティックアプローチ手法で行えるようにしたいのだ。
☆実験は、昨年9月に静岡聖光学院で聖学院の本橋先生と行った思考力セミナー。まだICTをかませていなかったから、瞬時にできるリアリスティックアプローチには至らなかったが、そのひな型はできた。その成果の一部が、4月以降の首都圏模試センターの模擬試験で活用される。同センターの教務陣が実に革新的な発想人なのだ。
☆昨年秋、香里ヌヴェール学院の教員研修で、福原氏と授業研修を行ったが、そのときはICTをかませることができたが、リフレクションシステムをかませることはできなかった。しかし、かませれば、かなり近いものができるが、まだリアリスティックアプローチにまでは、いかないということにも逆に気づいた。そこを突破すればよいということがわかったわけだ。
☆鈴木氏とは、大学の帰国生入試の生徒やAO入試の生徒と、オンラインスペースとリアルスペースの両方で小論文対策の学びができることは証明できた。思考コードや思考ツールもなかなか有効だ。成果もばっちりでた。ここは、神崎氏とさらに今年コラボしていくから、どんどん進化するだろう。
☆ただし、私の手法は、クイッククリエイティブラーニングで、スロークリエイティブラーニングの手法は金井先生が得意。この手法は、学校にはぴったりだ。この手法については、今度金井先生と山下氏、北氏と対話をしながら、どうやったら、小学校低学年から高学年に体験という形にできるか学びたい。
☆中学入試が、2科4科という保守的入試と新タイプ入試という革新的入試の両方が拮抗するようになってきた。A領域思考人間力のみならず、C領域思考人間力の必要性について、受験生も保護者も気づき始めているわけだ。
☆同じクリエイティブラーニングでも、この段階ではスロークリエイティブラーニングが重要。小6あたりから、クイッククリエイティブラーニングと融合しながら中学入試に臨むというのがよいのではないかと考えている。
☆そのときに、リアリスティックアプローチ手法がどう活用できるかである。というわけで、Tプロジェクトなのである。
☆かくして、学校からだけでも塾からだけでも生まれてこない、それでいて子どもたちが最も欲しかったみんな天才になれる創造的破壊システム思考の環境が今生まれようとしている。
☆学びのシーンががらりと変わることになるだろう。そして、この特殊日本の教育の問題がゆえに、世界で初めてのシステム思考育成の学びの環境が誕生することになるだろう。
☆日本もグローバル市民社会として移行することができる。経済的にも世界とWin-Winの関係になれる。ここの理屈はもう少し詰めるけれど。
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