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2019年中学入試の新フレーム(40) 順天 21世紀型教育で大学実績を伸ばす。

☆この時期は、受験メディア界では、大学合格実績を多角的な切り口で分析して、大いに話題にする季節である。しかし、販売部数を増やさなければならないから、現状で優位な学校の合格実績を並べる。
 
☆その多くの学校の大学合格実績の出し方、つまりカリキュラムポリシーは、大学受験指導メインの20世紀型教育。生徒の未来ではなく、学校存続の価値をメインにした教育だ。結果的に同窓生に利益になるからよいではないかという。
 
☆そんな中で、生徒1人ひとりの未来の価値をつくるカリキュラムポリシーをベースにしている21世紀型教育で大学合格実績を伸ばす学校も現れた。その代表例が順天である。
 
Photo_4
 
☆サンデー毎日(2018年4月15日)によると、
 
東大 2
北大 2
東工大 2
筑波大 1
千葉大 4
東京農工大 1
横浜国大 2
首都大 1
早稲田 20
慶應 8
上智 14
東京理科大 50
明治 25
青山 13
立教 23
中央 32
法政 39
 
☆立派な成果である。特に、英語と理数系に力を入れたコースも持っているからだろうが、東京理科大50名というのは、すごいのではないか。
 
☆東京の私立学校で、理科大合格者が順天よりでているところは、豊島岡女子141、城北126、芝120、海城が112、桐朋108、開成93、本郷93、巣鴨78、攻玉社68、早稲田65、國學院久我山64、女子学院64、麻布61、青稜58、駒東54。
 
☆このような学校の中で、順天1人SGH校としてかつ先鋭的21世紀型教育校として新しいグローバルな学びを行って成果を出している。
 
☆その新しい学びの様子は、次のサイトが非常に参考になる。
 
 
☆21世紀型教育が市場にインパクトをあたえようやく広まったのは2014年。そのとき6年後に本質的教育で成果も出る学校にしようと誓い合った数々の学校がある。
 
☆まだ順天ほどではないが、すでに仲間の学校も成果が出始めている。
 
☆毎年毎年大学合格実績をみて、21世紀型教育では大学合格実績がでないのではないかと懸念される近視眼的な見方をする論者も多いが、大事なことは生徒1人ひとりの価値を見出し形作る環境を提供できるかである。
 
☆今日本の平均年収は500万いかない。人生はお金ではないが、価値を表現するスコアである。学歴社会でがんばっても、日本の平均年収が500万いかない価値づくりを20世紀型教育は行っている。
 
☆平均年収1000万の国だってあるにもかかわらず。偏差値や大学合格実績ははたして、生きる価値をどのくらい作れるのか。言うまでもなく、相対価値がゆえに、その出力エンジンはないのである。
 
☆もちろん、平均年収が生きる価値を直接表しているわけではない。しかし、生徒1人ひとりの未来の価値をつくるというのは、端的に日本の経済社会を豊かにするということだ。
 
☆そしてそのことが世界の経済社会を豊かにすることに連動するのでなければならないだろう。
 
☆学歴階層構造の順番に年収が決まる社会は変わらなければならない。自分の価値は自分で創れるようにしなければ、いつまでたっても幸せにはなれないだろう。
 
☆もちろん、これには、人工光合成によって化石燃料奪取戦争がなくなることが前提であり、ICOベースの脱中央集権貨幣製造の経済社会にならなければ難しい。
 
☆灰色の時間泥棒を生み出す20世紀型教育からモモ的世界を生み出す21世紀型教育へ、あるいは暗黒面を生み出す20世紀型教育から子どもたちを守るジェダイ教師がいる21世紀型教育へシフトする時代は3年後本格的にやってくる。
 
☆順天はその希望の星である。
 

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