2019年中学入試の新フレーム(48) MOMの衝撃 テクノロジー・脳科学・認知科学
☆そして、これらの書籍を中心に関連情報を集めていくと、どうやら今わたしたちが行っている21世紀型教育はまだ遅れている。彼らはグローバル教育3.0という――彼らにとっては、いまここであり、私たちにとっては、近未来なのだが――、その次元で、すでに驚くべき学びの科学が行われている。
☆テクノロジーばかりか、脳科学、認知科学、学びの科学などのリソースやツールがその都度遭遇する世界問題に合わせて、変幻自在に組み合わされたり、統合されたりして解決を生み出すように働くのである。三田国際の田中教頭ならば、ブリコラージュと呼ぶだろうが。
☆特にスティーブン・コスリン教授の脳を右脳と左脳というサイドに分けるのではなく、上下に分けて、トップとボトムの相乗作用の発想で展開していく学びの科学はおもしろそうだ。Youtubeで誰かが開設しているのがあって、わかりやすい。
☆スティーブン・コスリン教授の本は、グーグル翻訳で瞬時に訳されるので、邦訳がなくても問題ない。それにしても、グーグル翻訳は実に役に立つ。変だなと思うところは、修正しながら読んでいくわけだが、初めから全部英語で読むより、時間短縮できる。
☆彼らの考え方や彼らが立っている潮流と21世紀型教育機構のメンバーや首都圏模試センター、チームG2C、Tプロジェクトなどのメンバーとのディスカッションを通して、私の中で結実した絵は、こんな感じ。
☆世界コードについては、今のところ、ベイトソンやカール・ポパー(いずれにしても、両者とっも元はラッセルの論理階型に影響を受けているだろう)をヒントに脱構築しなければならない段階だけれど、直感的にはこんな感じになるんではないか。
☆そうそう、スティーブン・コスリン教授のHabits of Mind and Foundational Concepts=思考習慣と基礎概念は、知識と思考の葛藤問題を解決してくれる論でもあると思う。
☆今年は、この絵を修正しながら、あるいはまったく別物になるかもしれないが、ここを足場に情報収集したり研修したりしていくことになると思う。
☆新学期が始まり、ぎりぎり今年の自分のワーキング・ピクチャーが描けて、スッキリした。すぐにまたモヤモヤするだろうけれど。。。
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