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2019年中学入試の新フレーム(57) 奇跡の学校「静岡聖光学院」 真のエリート教育の旗を高く掲げる。①

☆先日、静岡聖光学院で、2018年度から始まった真のエリート教育について各担当の先生方が集り語り合う会があった。エリート教育というと、一方では東大エリートやキャリア官僚のように学歴主義の象徴のように思われる場合もある。
 
☆しかし、あらゆる「言葉」には、光と影があり、同校が築き上げてきた「真のエリート」とは、「聖光」の名の通り、自らを犠牲にしてまでも、社会や人々に鬼気迫る難しい問題に光をあてて、その解決に尽力する全人的な人間力のことをいう。
 
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☆「同校が築き上げてきた」というのなら、今更高く旗を掲げる意味があるのかと思われるかもしれない。
 
☆たしかにそう思われるのもわかる。しかし、実はエリートという言葉が、自己犠牲とは真逆の自己利益のための特権階級というガティブなイメージに染まって、真のエリートまで回避されるようになってしまった今日だからこそ、真のエリート教育の旗を高く掲げる必要がある。
 
☆そうでなければ、自己利益と損得勘定を優先するポピュリズムが横行し、日本の未来や世界の未来、つまり子どもたちの未来は悲惨なものになるだろう。
 
☆そこで、静岡聖光学院の先生方は、学内の中だけで、真のエリート教育の理解がなされ、卒業した生徒1人ひとりに社会をよくすることを託すというだけではなく、自分たちの教育が、世界の真のエリートをサポートする拠点になるぐらいの勢いで頑張っている姿を発信することが、卒業生1人ひとりのプレゼンスを支えることになるのだと改めて意識したのである。
 
☆静岡聖光学院のOBであれば、なるほど真のエリートとしてリーダーシップを発揮するのは当然だという価値を高めることができる拠点でありたいと。
 
☆その想いが、21世紀型教育への挑戦となり、さらにイートンカレッジやハロー校のようなパブリックスクールとの連携教育への挑戦となったのである。イートンカレッジやハロー校は、まさしく真のエリート教育を長い歴史を通じて実践し続けているのだ。
 
☆この決断をしてからまだ1年もたっていない。加速度的に静岡聖光学院の教育アップデートが展開している。教育の質の指数関数的な上昇の機運が凄い。すでに潜在的なパワーが蓄積されてきたからこそ、なせる業であるが、そのパワーが世に噴出する瞬間を奇跡という。
 
☆静岡聖光学院が「奇跡の学校」となる時が来たのである。(つづく)

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