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2019年中学入試の新フレーム(59) 聖学院 さらなる動き!

☆昨日首都圏模試センターは「統一合判」を開催。各学校で保護者会も同時開催された。その会場の1つ聖学院では、北一成氏(首都圏模試取締役教育情報部長)が講演。今後の教育が大きく変わることをメインに語り尽くしたようである。
 
☆保護者自身も、私学の見方が大きく変わったと感じたものと思われる。
 
☆私は東京家政学院で午後も行っていたので、北氏は、ご自身の講演終了後、聖学院の説明会などを見終えてから、私のところにも立ち寄ってくださった。
 
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(4月15日、聖学院の学校説明会のシーン。北氏のfacebookから)
 
 
☆そして、いつしか山下氏(同センター取締役・統括マネージャー)と市川氏(同センターしゅとcommu学校サポーター)も集まり、2018年度最初の統一合判における保護者の様子から伝わってくる新たなニーズなどについて情報交換をした。
 
 
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☆話題は多岐にわたったが、その中で、北氏が見て感じてきた聖学院の情報は感動した。北氏自身、清水副校長をはじめ、多くの先生方の話に、難度も涙腺を緩ませたという。
 
☆昨年度の思考力ものづくり入試で入学した生徒たちは、今も大活躍で、部活に読書に探究に集中しているようだ。そして、成績も上位にいるということだ。
 
☆好奇心旺盛で、前向きのマインドセットができているというのが特徴らしい。私もちょうど、聖学院の思考力セミナーの話を紹介し、最終的に今まで書いたことがない200字記述を書ききった自分自身に驚いている受験生の話をした。
 
☆思考力セミナーは、創造性を生み出すプロセス入試でもあり、そのプロセスで刻一刻と成長する自分に出遭うことができる。モチベーションもふくらみ、最後まで挑戦しようというGrowth Mindsetができる。
 
☆首都圏模試センターの思考コードでは、C軸思考に相当するが、この軸は学力アップのためのモチベーションもアップする効用がある。
 
☆ともあれ、北氏が語るには、「聖学院の副校長清水先生によると、もし、<思考力ものづくり入試>が無ければ、彼は中学入試も受けなかったかもしれない」と、お母様は言われましたと語っていた」と。
 
☆新しい教育のウネリが生み出した多様な新タイプ入試は、今まで出会わなかった才能者と私学をつなぐ新たな道になったのかもしれない。
 
☆そして、聖学院はまた新たな入試「M型思考力入試」を実施するという。今までは「思考力+計算力」のテストだったが、それをブラッシュアップした形になるらしい。
 
☆Mとは“Metamorphise 変容”、“Mathematics 数学 ”、“Metacognition メタ認知”という意味が込められている。
 
☆AI社会においてSTEAMの能力やスキルは重要である。文科省もそのことは認めている。しかし、その部分は、まだ学習指導要領では充実していない。したがって、一般に、その新分野の才能者を見出す学びの環境がない。
☆ところが、聖学院は先行的にその分野もカリキュラムの中に盛り込んでいる。だから、このようなテストを行って、新たな才能者のニーズに適合できるのだ。
 
☆まさに、思考力入試は、多様な才能の“Mediation 仲介”でもある。かくして、新しい教育は、多様な“Talent Mining 才能発掘”の動きを生み出しているのだろう。
 
☆聖学院のM型思考力入試というMの衝撃!今後が楽しみである。

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