2019年中学入試の新フレーム(65) 奇跡の学校「静岡聖光学院」 真のエリート教育の旗を高く掲げる。<了>
☆それは、ビクトリービッグカンパニー電通マンから静岡聖光学院のラグビー部のボランティアコーチに転身し、やがて寮の舎監になり、そこからラグビー部の監督になり、今の副校長になった星野明宏副校長の「奇跡の生き様」である。
☆中学からラグビーをやり、ずっと継続して、ボランティアコーチの時に、科学的にコーチングを学ぼうと筑波大学大学院にまで進んだ決断。波乱万丈のように見えるが、ラグビー人生という意味では、ものすごく一貫しているではないか。
☆そして、日本ラグビーフットボール協会 ユースコーチ、U17ラグビー日本代表監督を務めているわけであるが、この存在価値をすぐに了解したのだが、イートン・カレッジだ。ラグビーは、イングランドのパブリックスクールが発祥である。単なる娯楽や趣味のスポーツではない。
☆それどころか、ジェントルマンのたしなみであり、真のエリート養成のピッチである。そこにナショナルチームのコーチや監督という人物が現れたのだ。そのリスペクトはすさまじかったことは、ご本人は謙虚にも語らないが、想像に難くない。
☆ラガーマンは、トップを夢見るのは当然だし、真のエリートと交流するのは必然だし、ファーストペンギンに敬意を表する。
☆21世紀型教育機構などまさにファーストペンギンではある。しかしながら、一見するとビクトリー文化とは程遠い。がしかし、同機構自体も、世界大学ランキングに視野を広げることによって、日本の学歴社会を転倒させてしまうぐらいの逆転トライを考えている。
☆そんなところに星野先生は共鳴されたのではないか。今回のこの先生方の集いもそうだが、常に真のエリートというトップを夢見、先生方とそのことについて深く対話する名コーチであり、名監督なのである。
☆チームをつくり、善きコーチとしての教師を育成する大きな契機を創ったのだろう。学校は名コーチとしての教師次第である。善きコーチがたくさんいればいるほど、生徒の成長は飛躍する。
☆欧米の真のエリートがラグビーなどのスポーツを通して、チーム作りや勝利の方程式を学ぶのであるが、それはそのまま社会形成に大いに貢献しているという話はよく聞き及ぶ。
☆星野先生も同様に、ラグビーとコーチを、実践と科学の両面から探究し、そのシステムを学校づくりに応用しているのであろう。その信念と心意気と手腕が、イートンカレッジをはじめ、静岡聖光学院と連携していく多くの団体と共有できる何かがあるのだと思う。
☆それが何であるかは、星野先生自身がこれから明らかにしていくことだろう。
☆時代の変化は、常に中央からではなく、エッジから生まれる。もっとも、イートンカレッジから見たら、静岡が日本の中央に見えるのかもしれない。
☆21世紀型教育機構も、静岡聖光学院と共に、エッジに磨きをかけて、コーナーで大逆転をしたいものである。
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