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2019年中学入試の新フレーム(67) 八雲学園 共学化そしてグローバルイマージョン

☆この4月、八雲学園は共学校スタート。同校のサイトにタブレット型PCを活用している授業シーンが公開されている。なんという変容。英語とICTが織りなす人間力と思考力が大きく広がる期待。
 
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☆そして、この期待は絶対に裏切らない。それは、この4月、オーストラリアのバンバリーで開催されているRound Square(RS)地域会議に高3生が参加して活躍している様子に裏付けられているからだ。
 
☆RSは、世界のエスタブリッシュ私立学校のグローバルコミュニティ。加盟校は、IDEALS of learning:(Internationalism, Democracy, Environmentalism, Adventure Leadership and Service)という学びの理念を共有している。
 
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☆世界の加盟校が集結する国際会議や今回八雲学園が参加している地域会議など国際的なつながりを大事にしている。会議では、さらに、民主主義的な精神を学ぶバラザというディスカッションプログラム、自然環境のプログラム、冒険プログラム、リーダーシッププログラム、サービスという奉仕活動など満載である。特別にこしらえたものではなく、IDEALSに基づいたホスト校の特色ある教育の実践をシェアするのである。
 
☆今回参加しているバンバリーの開催校は、森の中にあり、どこまでがキャンパスかわからないほどの広さだという。だから、ここにしかない自然環境を考えるための、森の中のツアーや冒険プログラムを体験できるのだ。
 
☆とにかく、強烈な限界ギリギリの体験を通して、生命、自然、社会の好循環を発見し、グローバルゴールズなどに挙げられている世界の多様な痛みを解決するために、議論と思考とプレゼンをフルに発揮する体験を高3はしている。
 
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☆この体験や議論などに参加するには、もちろんハイレベルな英語力と高次思考力、人間関係形成スキル、体力など総合的な人間力が必要だ。
 
☆RSの加盟校であり、国際会議や地域会議(といってもグローバルなのだが)に参加できるということが、このような総合的な人間力が育っている証である。
 
☆つまり、今の中学1年生の6年後の姿が、ここにあるわけだ。いや、もっと進化していると思う。
 
☆というのも、ICTというイノベーション自体がどんどん進化するため、それをうまく活用することによって、成長力もシナジー効果の影響を大きく受けるからだ。
 
☆イノベーションとそれを普段から活用する場、そしてRS加盟校でなければ体験できない高い次元に立ち臨む環境がある八雲学園は、イマジネーションの豊かな保護者にとって、それが、どれほど子供の未来の価値を高める強烈な教育システムであるかが予想できるであろう。

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