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2019年中学入試の新フレーム(73) アサンプション国際 躍進の背景

☆大阪は妙に活気がある。梅田から御堂筋線で箕面にかけて、大学や大学サテライトオフィス、IT企業が集積し始めている。当然建築のリニューアルが目立つわけである。高層マンションも車窓から建築工事しているのが見える。
 
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(2018年度、江川校長と丹澤副校長が、さらに挑戦する。今年一年追ってみたい)
 
☆箕面も地下鉄が伸びて新箕面駅が建設中であり、やはり若い気配を感じる都市計画が進んいるようだ。
 
☆そんな中で、アサンプション国際は、21世紀型教育改革2年目にはいった。イマージョン教育とPBL(探究型学習)で、英語力と思考力を基盤にした新しい授業構想とサッカーの充実が、大阪エリアの新しい動きに適合した。
 
☆今春の生徒募集戦略は成功し、中高の校舎では収まり切れないほど生徒が集まった。もともとスモールサイズの学校だったので、かつての短大の校舎も活用する勢いになっている。
 
☆予測不能な未来で1人ひとりの生徒が価値ある存在として力を発揮し、それが社会貢献につながるman for othersの実現という理念にむかって、知識を暗記して、与えられた情報を理解するにとどまらず、知識の背景ネットワークを広げ、新たなアイデアを生み出す創造的思考力を身に着けるカリキュラムイノベーションは、大阪エリアの産業界や大学の新たな動きに連動した。
 
☆そして、改革2年目であるにもかかわらず、卒業生の大学合格実績もでた。慶應義塾大学、上智大学、ICU、同志社、関西学院大、関西大学、近畿大学などそれぞれ夢をかなえる進路を開いた。
 
☆高校の改革1期生は、2年後の2020年の大学入試改革に立ち向かうわけだが、期待は高まる。
 
☆しかし、このような結果がでるのは、もちろんカリキュラムイノベーションが大前提である。イマージョン教育も探究という授業も、すべてPBLで、好奇心、開放的精神、論理的思考力、創造力などを育む。
 
☆そして、江川校長と丹澤副校長は、普段の授業にもPBLを浸透させるべく教師と協力して立ち臨んでいる。自主研修も教師の間で行われているという。
 
☆アサンプション国際の教師集団は、「学習する組織」に変容しているのである。
 
☆江川校長自身、英検の問題集を立命館の正頭英和先生と協力して執筆しているぐらいだ。
 
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☆とにかく、驚くべきは、江川先生の周りには、アガペーとロゴスとクリエイティビティの才能にあふれる教師が集まっていることである。自らの才能に気づき豊かに成長していく環境を生徒のみならず、教師にもつくっているというのが、江川校長と丹澤副校長のマネジメントの面目躍如なところであろう。「学習する組織」おそるべし!

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