【C軸思考問題】「転換期」を読む
☆科学史的な切り口で歴史を読み解くという点では、文科系の問題でも通用するが、これが理系で出題されるというのは、やはりイノベーションや認知能力においてパラダイムのシフトが、未来を生む技術への発想となるからだろう。
☆昨年、同大学部の工学部の推薦入試で出された小論文も、時代限定付きであるが、考え方の基本は、今回の問題と同構造である。
☆つまり、「転換期」を読む切り口とか視角を自分なりに学んでおくことは重要だということだろう。これは、創造的思考力というコンピテンシーの発達を促すトリガークエスチョンの1つ。普遍的な切り口。
☆中高の授業の中で、数学的思考や科学的思考、歴史的思考を学ぶとき、創造的思考までトレーニングしておくことは、そろそろ大切なんだけどねと東大からのメッセージでもあろう。
☆であるならば、一般試験の問題も、もう少し創造的思考=C軸思考問題を出題してもよいと思うが。。。ウム?もしかしたら、2020年大学入試改革からは、つまり、2021年春の入試からそうなるのかもしれない。
☆そういえば、山川出版社で、「歴史の転換期」という全11巻ものが出版されるわけであるが、11巻は、20世紀で終わる。
☆未来の12巻は、おそらく「2018年」がキーになるから、子どもたちが書いてくれればということなのかもしれない。「2018年」は、フランケンシュタイン誕生200年、明治150年、ゾンビ誕生50年である。そして、今、『仙境異聞・勝五郎再生記聞』(岩波文庫)ブームである。2022年に刊行200年年を迎える。
☆時代は、何か異次元を養成しているのかもしれない。
| 固定リンク
「創造的対話」カテゴリの記事
- 「事実は小説よりも奇なり」というフィクション(2022.08.17)
- 【CoMe世代】人類の子供たちと言葉にする時間を共有できるか?(2018.07.22)
- 【CoMe世代】人類の子供たちが体得していく知のスキル。システムとしての対話。(2018.07.22)
- 【学校選択×学力モニタリング】(06)新タイプ入試と受験生タイプのマッチング(2018.07.17)
- 【学校選択×学力モニタリング】(05)帰国生枠大学入試小論文をきっかけに(2018.07.16)
最近のコメント