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【お知らせ】大阪市立水都国際中に太田晃介先生移籍!

☆今年4月大阪市立水都国際中学校·高等学校開発準備室が立ち上がり、その準備室教頭に太田晃介先生が移籍した。同校は、来年から募集になるが、公設民営で、設置者は自治体だが、運営は民間が行うから、学校法人で、ある意味私立学校。要するに新しいタイプの学校である。
 
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(大阪市立水都国際中学校·高等学校開発準備室教頭に就任された太田晃介先生。もしかして、こんなグローバルなカジュアルな恰好を、仕事場で見ることはできないのか^^)?)
 
☆水都国際は、高校からIBのディプロマを導入する予定で動いている。したがって、B2英語×PBL×ICT×TOKを中心とするリベラルアーツ的な、ある意味、太田先生が工学院教務主任としてけん引してきた21世紀型教育とほぼほぼ重なる。
 
☆落合陽一氏ではないが、この教育は、高度な英語もプログラミングなどの高度技術も、必要だが、それは思考力を支えるツールで、TOKに象徴される「思考力」が要である。
 
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☆太田先生とは、「思考コード」をいっしょに育ててきた。もちろん、太田先生は工学院という教育における「思考コード」で、私のは首都圏模試センターのリサーチフェローとして模擬試験用の「思考コード」の開発であり、軸が違うのであるが、コアコンセプトは同じである。
 
☆思考コードにおいても、「クリティカル&クリエイティブシンキング」を重視し、この思考力を開発するPBLプログラムを開発してきた。その象徴的なプログラムは、中学入試における「思考力入試」である。
 
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☆大阪の地には、すでに3年前から香里園と箕面で21世紀型教育機構の加盟校が21世紀型教育改革を行って、成功している。石川一郎先生が学院長の学校と言えば、今では、あっ!あの学校ということになるぐらいになっている。太田先生も当然21世紀型教育機構加盟校のメンバーとは知的交流を続けてきたし、今後も続けるだろう。
 
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☆それから、誰というわけでもなく、Growth Mindset×Critical Thinking×Creative Thinkingを開発するチームG2Cが形成され、太田先生は、そこのメンバーでもある。これからは、ZOOMで立命館宇治の酒井先生といっしょにワークショップに参加されるということだ。
 
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(G2Cの拠点は、桜新町にあるGLICC。もっとも、知のプラットフォームとして、物理的場所は越境するようになる予定。)
 
☆チームG2Cは、私以外は、みな若い。先月までかえつ有明で新しい学びを開発していた金井先生もメンバーの1人で、今年4月から東大大学院で研究への道へ旅立つ。
 
☆神崎先生をはじめ、知の冒険家、あるいはファーストペンギンが集まってきた感じなのだが、太田先生もついに羽ばたいた。
 
☆日本という国は、国力がだんだん衰退する時期にはいっていると雰囲気では感じるが、仮にそうであっても、そうさせないためには、国政に頼るだけではなく、グローバル市民社会としての自治体で国を新しく形成する力が重要になってくる。そのためには創造的思考=C領域思考が養われる場=学校が重要で、そのソフトパワーが拡大することが喫緊の課題。
 
☆そこに挑む太田先生を、チームG2Cのメンバーは大いに応援するだろう。
 
☆世界は、「パワーシフト」の著者トフラーではないが、ざっくり言うと、3つのMで動いている。軍事力Muscle、経済力Money、知の力Mindがそれであるが、太田先生をはじめ、多くの教師は、Mindを重視した力によって活動している。子どもたちの未来への価値づくりのための投資は、やはりMindによって行いたい。
 
☆太田先生の取り組んできたSTEAM教育はIBにも重なるだろう。今後さらに化ける太田先生の姿を見るのが実に楽しみなのだ。遠くから、といいながら、SNSでは瞬時に結びついてしまうデジタルネイチャーの世界なのだが、とにも老兵も応援している。
 

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