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2019年中学入試の新フレーム(101) 新しい教師SGTクラスの時代  

☆ここのところ、プレ「グローバル教育カウンシル」のディスカッションワークショップのプログラムやファシリテーターのロールプレイなどについて、SGT(スーパーグローバルティーチャー)クラスと対話をしている。昨日は、そのクラスの1人、聖学院の児浦良裕先生(21教育企画部長)と対話した。
 
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☆SGTクラスは、自分の持ち場のみにかかわるのではなく、もちろん、PBL授業は当たり前のようにやって、生徒との対話の中で最近接発達領域を共有し、成長サポート力に優れているが、それだけではなく、3ポリシー全体を鳥瞰し、有機的学習システムを循環するイノベーターである。
 
☆そして、その有機的な学びのシステムは、未来において子供が自ら自分の価値を豊かにし、その豊かさを世界を変える契機とできる知そのものである。
 
☆ディスカッションの肝は、そこで行われるダイアローグのレベルが第1ステージにとどまることなく、第2、第3へとステージアップできる変容を生み出すことである。そのためには、どのような仕掛けが必要なのか議論した。
 
☆当然、それはソフトパワーの根源であり、そこから生徒募集や大学実績などの見通しも立てられる。もちろん、カリキュラムマネ―ジメントが大前提である。
 
☆児浦先生は、「21教育企画部 2018年度事業計画」をチームで策定し、実施している。事業計画であるから、教育活動全般と学校経営サポートまで、大胆かつ細心、つまりマクロとミクロ、すなわち鳥の目と虫の目の多角的視点を有機的につないで、教師及び生徒両方のソフトパワーが生成されるシステムを形成している。
 
☆このソフトパワーは、認知的能力のみならず非認知的能力の生成も意味している。
 
☆このシステムの肝は、ダイアローグであり、そのレベルをアップしていくには、ルーブリック発想が必要だと児浦先生は考えている。
 
☆聖学院では、ルーブリック→メタルーブリックまでは確立している。あとはそれをデータエビデンスによって分析し、プロトタイプ→リファイン→プロトタイプ→・・・のアップデートができるためのビッグデータが欲しいのだと。
 
☆それには、メタ「メタルーブリック」である「思考コード」発想を活用するとよいのではいかと、議論をして、首都圏模試センターとなんらかのコラボができるように新たなダイアローグを行うことにした。
 
☆かくして、SGTクラスは、生徒、学校、社会、世界に好循環をもたらす知恵を持っていると改めて確信した対話の時間だった。そして、思考コードがまたそこでも役に立つのだと。

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