« 【C軸思考問題】 思考コード分析でわかるコト③ 2種類の「思考とスキル」 | トップページ | 2019年中学入試の新フレーム(112) 桐朋女子 第6代校長生江義男先生の精神が脈々と継承。(1) »

2019年中学入試の新フレーム(111) 桐朋女子 多様な入試 もともと新タイプ入試の先駆けだった。

☆桐朋女子は、同校サイトで、「2019年度中学入試について」公開した
2019/2/1(金)午前 A入試 科目:2教科(国・算)、口頭試問
2019/2/1(金)午後 Creative English入試:英語による面接含む
2019/2/2(土)午前 論理的思考力&発想力入試
2019/2/2(土)午後 B入試:2教科(国・算)または4教科(国・算・社・理)
☆2科4科、英語入試、2種類の新タイプ入試と、受験生の多様性を受け入れる入試である。しかしながら、もう30年以上も前から、口頭試問や記述式問題は実施していて、当時は、桐朋女子以外はまだ行っていないユニークな入試だった。桐朋女子の入試は、新タイプ入試の先駆けだったのである。
口頭試問について、サンプル動画が同校サイトでは公開されている。日々の生活の中で、どのくらいの広さの視野を持っているのか、考えを深める姿勢があるのか、対話や読書を大切にしているのかなどを見極める桐朋女子のアドミッションポリシーが表現されていて、必見である。
☆桐朋女子の入試問題を知るという意味でも有益であるが、同校の入試問題は、根源的な学びとは何かを問いかけていて、ようやく時代が桐朋女子に追いついてきたことが了解できるだろう。
☆そして、だからこそ、2020年の大学入試改革の求めていることは、桐朋女子の本質的な教育と一致するという見方もできる。
☆ただし、桐朋女子が77年の年月をかけて形成してきた根源的な教育を、2020年の大学入試改革や学習指導要領の改訂作業ですぐにできるかというと、そう簡単ではないことは誰もが了解できるだろう。
☆同校にもっと根源的な教育とは何かを学ぶべきなのである。そして、同校も、その根源的な教育を多くの受験生と共有する機会を設けると、多くの子どもが、未来に希望を抱けるようになるだろう。

|

« 【C軸思考問題】 思考コード分析でわかるコト③ 2種類の「思考とスキル」 | トップページ | 2019年中学入試の新フレーム(112) 桐朋女子 第6代校長生江義男先生の精神が脈々と継承。(1) »

中学入試市場」カテゴリの記事