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【八雲学園①】 ナチュラルなグローバル教育

☆もともと八雲学園のグローバル教育は、有名であり、今まで、その質とか量は、破格だとか、進化したとか、突き抜けているとか表現がされてきた。しかし、ここに到っては、八雲学園の雰囲気そのものがグローバルであり、「ナチュラル」としか表現のしようのないステージにまで達している。
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(ロックンロールで迎える軽音楽部。イエール大学の卒業生は、クラシックからポップス、ロック、ミュージカルまで幅広いレパートリーを持っているから、ノリノリで参加していた。)
☆毎年この時期、イエール大学を卒業したばかりの女性コーラスクラブ“Whim'n Rhythm”が八雲学園を訪れる。もう5年目を迎えるだろうか。八雲の生徒もこの訪問にすっかりなじんでいて、創意工夫したというかサプライズをたくさん仕込んだウェルカムプログラムをつくって、待ち望んでいる。
☆訪問は2日間で、1日目は、交流会と次の日の国際芸術交流コンサートのリハも行う。2日目は、パーシモンホールでコンサート。“Whim'n Rhythm”の歌声を響かせるが、彼女たちは、ミュージカルのGlee部、声楽部などとコラボ演奏もする。
☆5年前に、始まったばかりの頃は、音楽こそ共通語でカタゴト英語でもグローバル教育はできるという挑戦の空気が支配していたが、今では、もちろん音楽などの芸術こそ共通語であるという点は変わらないが、自然と英語で話している八雲生が増えているのである。
☆その姿はとても自然な様子で、海外の私立学校を見学しているかのようなナチュラルな空気が流れている。
☆イエール大学卒業生が訪れたのは、中1がもうすぐレシテーションコンテストがあるという時期と重なった。そこで、中1生は、イエール大学卒業生14人に直接指導を受けることになった。
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☆そうだ、今年から八雲学園は共学校になったのだ。中1には男子生徒がいる。クラスをのぞいてみると、男子生徒は、はじめ緊張が半端なかったが、マンツーマンで声をかけられ、お手本を見せられながら、トレーニングしていくうちに、自分から質問するようにまでなっていた。もちろん英語で。
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☆女子生徒は、訪れたイエール大学の卒業生も女性のチームだったというコトもあるし、伝統的に英語を使う機会が多いのが八雲学園だということは了解済みなので、はやくも自然に接していた。
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☆それにしても、やはり男子生徒がイエール大学の卒業生の話を聞き逃す前と一生懸命聞いている姿は新鮮だった。
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☆この男子生徒たちは、将来ナイト(騎士道・武士道の精神を身につけた人間)として女性を支えるばかりか、世界を支えるようになっていくのかと思うと、昨今の日本の行く末を案じないではいられない諸々の事態から立ち込める暗雲も払しょくできるのではないかと晴れやかな気分いなった。
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