【首都圏模試保護者会レジュメ】2018年7月1日(了)学校個別情報
〇2021年、開成学園は創立150周年を迎え、それに向けて多角的にアップデートし始めている。塾歴社会をメタ的にどのように脱することができるのか?あるいは距離をあけることができるのか?柳沢校長は、塾歴社会に浸っている親に向かって、親の子育てを軌道修正する本を出版され、これがまたベストセラーになっている。
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【三田国際】
〇今最も飛ぶ鳥を落とす勢いの人気校は、三田国際。首都圏模試センター偏差値は60を超えて、さらに上昇する。洗足がフェリスを抜き去ったように、いつしか渋谷教育学園幕張を追い抜く勢い。
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〇2019年中1から開設するMSTクラス。基礎学力×リベラルアーツ×専門知(APに相当する)を融合する学究的クラスだが、このレベルのクラスは、本邦初。教師陣は、ドクターを中心とする大学の講師経験者が多数。
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【東洋大京北】
〇東洋哲学も視野に入れた創設者井上円了の発想が、今世界に受け入れられている。国際教育と哲学教育とキャリア教育が三位一体になっている教育は、多くの受験生・保護者を魅了している。公立中高一貫校や日比谷高校に親和性があり、なおかつもっと自由な発想で学びたいと思う受験生に適合する学校である。
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【八雲学園】
〇八雲学園は、独自の9カ月留学プログラムが、起爆剤となって急激に改革が進んだ。IBの創設者クルト・ハーンが創設した世界の私立学校のコミュニティ“Round Square”加盟校になったのもそうだ。受験業界で、この歴史的重要性に気づいている人材がいるのは、首都圏模試のシンクタンク以外は、N系模試のシンクタンクのみである。したがって、今後この重要性が広まったら、八雲学園の価値が急上昇する。
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【工学院大学附属中】
〇工学院のハイブリッドインターナショナルクラスは、中1から高2まで出来上がり、その成果はすでに山ほどあるが、生徒自身がファシリテーターを英語で行いながらワークショップを運営できるリーダーシップを発揮できるまでになっているのだ。
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〇今春高1からスタートしたハイブリッドサイエンスコースも注目を大いに浴びている。
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【文k学園大学杉並】
〇今春共学化したと同時に、4年前に開設したカナディアンインターナショナルスクールというダブルディプロマコースが輝かしい実績を出した。そのため、着実に人気がでてきている。高校からのダブルディプロマコースに進む中学のプレダブルディプロマコースの人数も激増。
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〇帰国生が雪崩れ込む可能性大。とにかく、ダブルディプロマのカリキュラムやプログラムの優秀性は、IBもかなわないかもしれない。ルーブリックが実に充実しているのだ。
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〇まして、日本の学校でこれを超えるプログラムや学習理論を実践しているところはないだろう。その価値を畏敬の念をもって受け入れられる見識者が出てくるのを期待している。
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【八千代松陰】
〇八千代松陰については、このところシリーズでホンマノオトで記述してきたが、とにかく八千代市でナンバー1の学校であるだけではなく、今後千葉エリア全体で実力校として注目されるだろう。 保護者会当日では、すてきな写真を幾枚か紹介する予定。
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【和洋九段女子】
〇和洋九段ならではなの、グローバルマインド育成の学びは、東洋大京北同様の価値を持っている。IBが東洋思想を哲学ではないとして退けているのは、今後の世界の動きの変化に対応できるかどうか問題を抱えているかもしれない来年以降の更新されるIBプログラムの動向が気になるところだ。
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〇和洋九段女子や東洋大京北の日本独自のそれでいて普遍的なグローバルマインドは、今後もっと注目を浴びるだろう。
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【聖学院】
〇開成学園の柳沢校長が、保護者に向かって語る教育論は、まるで聖学院の教育を語っているかのようである。隣接校というコトもあり、実は影響し合っているということもある。聖学院の初代校長石川角次郎は、開成ー東大出身であり、縁もある。
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〇塾歴社会解放区である聖学院の男子教育は、塾歴社会で慢性的にパニックや不安な心理状態 の生徒が少なくない開成学園にとっては、ある種憧れるところもあるはずだ。聖学院のコンフォートゾーンから立ち上がるクリエイティブテンションからブレイクスルーする生徒が育つ教育は、開成学園にとってのみならず、日本の教育改革の一つのモデルなのである。
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〇もしも開成学園が聖学院の教育を取り入れることができたらなら、日本を官僚の内側から変える人材がもっとたくさん輩出されるだろう。それが開成学園初代高橋是清の志でもある。
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〇来春新設する学校は、すべて21世紀型教育のような教育イノベーションを構想している。また静岡聖光学院のように、50周年記念事業をテコに大きく飛躍すると思われる学校も登場してきた。同校理事である聖光学院の工藤校長も、兄弟校として静岡聖光学院の新しい挑戦にエールを贈っていると聞き及ぶ。
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〇秋には、これらの学校の膨大な情報が中学入試市場に流れるだろう。2019年中学入試は、大変化を彩ることになるだろう。
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