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【首都圏模試保護者会レジュメ】2018年7月1日③併願情報

[§3 併願情報]
〇併願情報は、合格率情報と人気校情報の2つがカギ。
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〇たとえば、成城学園の合格率情報をみてみよう。偏差値レンジ45~50の女子生徒は合格率0%なのに、男子生徒の合格率は44%である。
〇もちろん、入試当日このままの偏差値レンジだったわけではない。あくまで、平均偏差値だから、合格した男子は追い上げたのである。一方女子は先行逃げ切り型が多かったということだろう。
〇このような情報があれば、自分の偏差値だけ見て、判断すると不安にもなるが、追い上げているかどうか、思考コードと思考スキルのモニタリングを通して、知ることができるので、不安を解消し、挑戦心に変換できる。
〇これを逆利用すれば、追い上げ型の学校が併願ラインナップの中にあれば、モチベーションもあがるだろう。
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〇「統一合判」は、毎回「度数分布表」という各学校の志望者数の前年対比がわかる基礎データが公開されているから、そこから抽出すれば、上記のように2019年に向けて受験生・保護者の関心度が高い学校がわかる。
〇赤字の学校は、21世紀型教育のような新しい教育に果敢に挑戦している学校である。黒字は、大学附属校として人気の高い学校か、大学合格実績が良好の学校かである。
〇人気の高い学校が併願ラインナップに入っていると、モチベーションもあがる。また、中学入試は、今やキャリアデザインの場になっているから、大学に入ってからキャリアデザインを考えるタイプか中高といういまここでキャリアデザインを描くタイプか、家族会議を行ってみるのもよいだろう。
〇いずれにしても併願戦略は、一貫性がポイントである。その一貫性は、子どもの自分とは何かというアイデンティティとか自分軸と呼ばれているコアの部分の形成に影響を与えるからである。

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