2019年中学入試の新フレーム(117) 普連土 算数一科目入試実施へ
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普連土学園中学校〈東京・港区。女子校〉が、来春2019年入試では、2月1日(金)午後に算数1科目入試を新設することを、このほど公表しました。同中学校からのお知らせによると、この新設入試の名称は「1日午後算数入試」で、試験時間は50分、2点×50問の出題で、試験問題は計算問題と一行文章題だけで構成され、答案用紙は解答のみ記述する形式だということです。
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★サンプル問題も公開されている。それを見ると、1問1分で処理していかなければならないにもかかわらず、なかなかの問題が並んでいる。
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★難問というわけではないが、パターン問題のトレーニングがきっちりなされている必要がある。
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★2019年は、品川女子学院、大妻中野、三田国際など、算数一科目入試が行われる傾向が生まれている。
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★聖学院もM型思考力入試という、数学的思考をベースにした新タイプ入試を実施する予定。
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★この算数一科目入試は、AIやSTEAM教育の流れが加速することは必至であり、それがゆえに、その算数問題の意味が、各学校によって違ってくる。今のところ、聖学院以外は、2科4科の中から取り出した算数問題のイメージが強い。
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★普連土のように一行問題中心にするのか、大妻中野のように応用・発展問題をベースに出題するのかの違いはあるが、2科4科の延長上にあることに変わりはない。
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★しかし、三田国際の算数は、おそらく半分は聖学院のM型思考力入試のような問題が出題されるであろう。
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★AI時代に臨むにあたって、算数や数学に対する考え方も大きく変化する時代である。算数一科目入試は、まだ過渡期ではあるが、中学入試のターニングポイントを意味するコトになると思う。
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★来春の算数一科目入試の問題は注目である。
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