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2019年中学入試の新フレーム(128) 渋谷区と実践女子学園の締結。

★シブヤ経済新聞によると、渋谷区と学校法人実践女子学園(日野市)が6月1日、「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定(通称S-SAP、エス・サップ)」を締結した。
Shibuya
(渋谷区サイトから)
★S-SAPには、すでに「ディー・エヌ・エーやアダストリアなど区内の企業を中心に17社、国学院大学や津田塾大学など5校と同協定を結んでいる」ということだ。
★渋谷区に限らず、東京の各自治体は、高齢化問題、インフラの老朽化の問題、ICT環境の激変、東京オリンピック・パラリンピック、グローバル化など数多くの問題解決しなければならな壁に直面している。
★この実際的な問題を、自治体と企業と大学が協働することは、多くの人材にとって、問題解決能力を実践的に鍛える場となる。
★企業が創り出す経済をコミュニティにつなげることによって、新しい経済が生まれる可能性がある。実践女子学園のように、中高も巻き込んだ教育との連携は、教育そのものをオーセンティックな学びにシフトする。こうなってくると、生徒や学生のキャリアデザインの考え方や価値観が変わってくる。
★すでに実践女子学園の『大学では「渋谷の魅力を再発見」するフィールドワークや、区の「バリアフリー基本構想」策定に向けたフィールドワークへの参加しているほか、大学・短大部では小学生向け英語レッスン、高校ではごみ拾いにスポーツのエッセンスを取り入れた「スポゴミ大会」を行うなどして』きた。
★今後は、『2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた外国人ツアー企画・タウンガイドボランティアなど「地域づくり・まちづくりの推進」、一般区民向けの教養講座の開設や小学生向け英語レッスンなど「教育・生涯学習」など7項目。女子学園であることから、「女性視点による」防災対策の強化の施策立案にも取り組んでいくという』のだが、この中で重要なのは「女性視点」ということだろう。
★防災に限らず、自治体の文化を男性中心主義的な構造から解放し、広く子どもから大人まで、またグローバルシチズンの力も巻き込みながら、幸せに暮らせるコミュニティ都市づくりに、この「女性視点」は、とても大切な転機を生み出すのではないだろうか。
★中学入試市場も、このコミュニティづくりはヒントになるかもしれない。

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