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2019年中学入試の新フレーム(144) 上智大学吉田研作教授に直撃インタビュー 首都圏模試センター

★首都圏模試センターは、上智大学言語教育研究センター特任教授の吉田研作先生に直撃インタビューをした。吉田研作先生と言えば、30年前にはNHKテレビの英会話の番組の講師としてお茶の間の人気英語講師。そして今は、2020年大学入試改革における英語教育政策の文科省のスーパーバイザーでもある。
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★来春慶応湘南藤沢で英語入試を実施する。ますます中学入試で行われる英語入試が増える。その一方で、依然として英語4技能の行方や民間外国語試験の大学入学共通テストにおける位置づけが不安定である。
★受験生や保護者ばかりか、英語入試を設定する中学入試の広報担当の先生方も大変不安である。そこで、首都圏模試センターは、いわば英語の大学入試改革の日本の座長である吉田研作教授に教えを乞うのが一番早いし確実だと判断したのだろう。
★首都圏模試センターの英語教育情報・帰国生入試情報のアドバイザー鈴木裕之氏と首都圏模試センターの取締役・統括マネージャー山下一氏の二人でインタビューに上智大学にでかけていった。
★現状で英語教育がどうなるか、大学入試における英語がどうなるかは、同記事に書かれている以上の情報はないのであるから。
★それから、中学入試における英語入試については、吉田教授は慎重であるが、これはTEAPが上智大学のCLIL重視の授業にうまく接続するには、クリアしておかねばならないトランジッションの役割を果たすのと同じように、すべてはカリキュラム&ディプロマポリシーによるのである。
★吉田教授が想定しているのは、あくまでも公立学校の学習指導要領に沿っての話である。国際理解教育の一環としての英語教育の公立学校の立場であり、高校卒業時もCEFR基準でB1くらいしか目指していないのだから、入学時に英検準1級レベルを要求しなくてもよいのではいかというのは、極めて理屈に合っているのである。
★しかし、私立中学は、英語=言語=思考ととらえ、カリキュラム&ディプロマポリシーは、あくまでも研究者たる構えを求めるところもある。海外大学を目指す私学もある。そうなると、C1英語は必要になる。
★中学入学時に英語入試が必要なのは、これもまた論理的に明らかなのである。
★おそらく吉田教授も、私学の公立に比べ相対的に高い自由度を発揮できることを理解されているから、すべてはその私学のカリキュラム&ディプロマポリシー次第だと語るに違いない。

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