2019年中学入試の新フレーム(151) 八雲学園 OGも驚く進化する教育(1)
★そのとき、どこかでお会いしたことがある先生が現れた。お互い覚えてますか!?と飛び上がった。そして、4年前に取材したことをすぐに思い出した。面影はあるが、すっかり成長して、奥ゆかしさの中にパワフルな情熱を感じさせるすてきな教師になっていた。
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★実は、教育実習の最中で、まだ教師ではないが、すでにそういう風格だった。秋田のあの国際教養大学に進学して、世界を飛び回り、やりたいことがいっぱいあるという様子だった。
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★留学生の1人のホームルームを担当しているという。留学生は、やはりMacBookを活用していた。日本語を学んでいるので、ダイアリーを日本語で書いているという。日々の八雲学園での生活を日本語でプレゼンしてくれた。
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★古典の勉強が難しいが、今日も2つの漢字を覚えたし、とにかく日本語を学ぶにはスラングを学ぶのが近道だと、楽しそうに現代日本について感じたことを語ってくれた。一人の留学生はロサンゼルスのパロスバーデスの丘にあるチャドウィックスクールから来た。
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★八雲の姉妹校(今となってはラウンドスクエアの加盟校はすべて姉妹校であるが)ケイトスクールと並ぶ、全米でも有数のエスタブリッシュ校。20年ぐらい前に、PBLの授業やカリキュラムのリサーチをしに何度か行ったことが あるが、今はどうなのかと尋ねると、PBLはもちろんやっているという。
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★もう一人の留学生はヨルダンにあるアメリカンスクールからやってきた。二子玉川でホストファミリーといっしょにショッピングしたりマックで食事をしたりしたことを語ってくれた。
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★2人に今回の留学のテーマや目的は何かと尋ねると、日本語を学ぶこともあるが、日本の文化と自分のアイデンティティをリサーチしに来たのだと思うとさらりと回答。やはり、自分とは何かを語るのに慣れている。
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★短い時間であったが、八雲学園の生活がいかに快適で友人たちが実に親切であることに感謝しているということについても語ってくれた。
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★OGのボッサム先生は、彼女たちと学園生活を送りながら、自分たちの時代の八雲学園の生活も誇りに思っているけれど、4年間のうちに、こんなにグローバルな学園になっているとは、正直驚いているし、もし、自分たちの時代にラウンドスクエアとの出会いがあったら、もっと羽ばたいていたかもしれないと。
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★それに、母校で教鞭をとって、9カ月留学を体験した後輩たちの英語力や思考力の成長ぶりに目を見張ると、母校の進化ぶりにエールを贈っていた。
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★とはいえ、ボッサム先生が高3のころ、すでにイエール大学との国際音楽交流が始まっていた。その時は、画期的なことだったと思う。それが、一気呵成にここまで進化したのだから、確かに八雲学園のグローバル教育は急激に進化を遂げているのである。
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