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【C軸思考】 石川一郎先生の問題意識は重要。

★石川一郎先生が、facebookで、最近感じる問題意識を書き込んでいる。いいねも130人を超えている。共感する方がいかに多いか。それは「時間意識」ということである。
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(今春2月、アサンプション国際のPBLプロジェクトの創発型スクライビング・ディスカッションに参加してくださった石川先生。)
★タイムラインには、こうある。
タイムマネージメントの感覚が乏しい。見ていると教えすぎ、説明がくどい場面が多々。定期テストのスパンで帳尻を合わせる感覚。授業は基本一回一回に完結した方がいい。時間配分を常に意識してストーリーを。50分という時間はかなり長い。大河ドラマで45分である。・・・・・・・
★この授業における時間配分というマネージメントを、私は「時間スキル」と呼んでいるが、このスキルは、授業に限らず、人間の行動あらゆる局面で重要になってくる。
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(創発型スクライビングは時間スキルをトレーニングするプログラムでもある。)
★人間は限られた時間を生きている。だから、物理的な顕在システムとしての時間マネジメントだけでは、商品の生産ラインさながら、再生産はできるが、創発は起こらない。
★時間スキルは、顕在システム時間と内蔵システム時間の領域を常に行ったり来たり越境できるスキルのことをいう。顕在システム時間だけに住んでいると人間はモノになってしまう。内蔵システム時間だけに住んでいると日常生活がおくれなくなる。
★人間はいつもキワドイ生活をだれしも送っている。To be, or not to be.That is the question.というわけだ。
★授業の達人は、この時間スキルの妙技が凄い。永遠の瞬間をいまここで生み出すパワーがある。
★すぐには達人にはなれない。それゆえ、PBLとかICTとか脱技能の助っ人が必要である。もちろん、いつしかその補助輪なしでも、自身の時間スキルでいろいろなプロジェクトをマネジメントできるようになりたいものであるが、かくいう私も時間スキルは超ダメダメである。

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