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【対話】吉田研作教授 変化は着実に起きている。

★移動中、路線バスの中でバッタリ、上智大学言語教育研究センター特任教授吉田研作先生とお会いした。電車に乗り換えてもしばらくごいっしょできた。移動時間は全部で30分。途切れることなく、日本の英語教育の変化についてその実情をお聞きすることができた。
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★CEFR、CLIL、Taxonomyなどの歴史や実情など多岐に渡ったが、文科省や各自治体、私立学校などから指導助言を求められ、全国に足を運ばれているし、吉田教授が、今回の大学入試改革や学習指導要領改訂のスーパーバイザーでもあるので、変化の実態を詳細に把握している。

★CEFR以上で、B2以上の英語力を有している高校生の割合が確実に増え、様々な国際関係のイベントの大舞台で、英語でプレゼンし、議論している高校生の姿に変化の兆しを感じているということだ。

★ただ、その一方で、英語力の格差が拡大し、公立学校のこの状況はなんとかしなくてはならないと有識者会議では議論しているということだ。

★学校や大学の組織の構造論的な部分も大きく影響しているので、なかなか良い解決方法はないが、チャンレンジしなければならないことであると。

★いずれにしても、アドミッションポリシーの部分だけで、変化が起きるのではなくて、3ポリシー全体を通して変化が起きる試みは、まだまだこれからであると。上智大学は、SGUの活動に関して、文科省にICUなど3大学しかもらえなかったS評価を認定されたという。

★学問研究と大学における教育実践、TEAP開発、教育政策のアドバイス、自治体など現場の教師の育成プログラムなど多くの事業に携わっている吉田教授。変化を創る人物の行動は半端じゃない。このような俊敏力、行動力、判断力は、まわりでトルネードを生み出している友人たちも同様だ。

★それにしても、各自治体が相当動いているという。私立学校もフンバラなくては。もちろん、微力ながら私も。

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