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【八千代松陰】千葉から世界を変える(1)教育のキーワード

★九段下で乗り換え八千代中央駅でおりた。そこは、ゆりのき台という団地が広がる都市。八千代市は、東京エリアのベッドタウンとして全国に先駆けて都市化を進めた。高齢化も進んでいるが、それを上回る新しい団地が開発され、2028年までは人口は増えると予想され、もうすぐ20万人を超える都市となる。
★その八千代市の名門校と言えば、今では誰もが松陰と名をあげる。学費は千葉県の中で最も安い私立学校で、首都圏で安さの順位ではベスト5にはいる。それでいて、高品質の教育を行っているのだから、ベッドタウンに住み、子どもの未来に期待をかける保護者にとってこれほど費用対効果の良い学校はない。
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(日曜日にインターハイ予選で県内ナンバー1になったバスケット部のメンバーと握手を交わす竹川理事長。間接照明とガラス張りのパノラマビューが見渡せるカフェテリアで。)
★しかし、そんな基礎知識は、同校を訪れると、ぶっ飛んでしまう。そういうことではないのだ。この高品質の教育、知を誘う学びの空間、生徒がアクティブブレインをフル回転させる授業、グローバルな環境、ICTの充実した環境は、いくらお金を出しても買うことはできない。そんな思いが訪問者の心を満たしてしまう。
★すみずみにまで、八千代松陰の教育のビジョンである、さわやか、はつらつ、ひたむきというGrowth Mindsetを生成するキーワードが染み渡っている。
★「さわやか、はつらつ、ひたむき」という同校の教育キーワードを、こう置き換えてみよう。「開放的精神、好奇心、探究心」という記号に。
★そうすると、あのノーベル物理学賞を受賞したファンマン博士がいつも子どもたちに語っていた科学者の3要素に相当することがわかる。
★そして、同時にこの3要素は、多様性・寛容性・協働性などグローバルシチズンに必要な素養であることもわかる。
★千葉県の多くの私立学校が、まだまだ東大を頂点とする学歴社会の中で競争し、ラットレースを止められない高ストレスをかかえざるを得ない教育を続けている中で、八千代松陰は、さわやかな風に乗って、はちらつと生徒が未来を拓く道を、生徒と共にひたむきに歩んでいる。
★その教育イノベーションのすばらしさをしばらく考えてみたい。イノベーションは常に中心からではなく、周縁から立ち上がる。八千代市の市民が信頼する同校から、世界を変える人材がたくさん輩出される期待が高まるのである。

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