【八千代松陰】千葉から世界を変える(2) 知性と感性の空間
★また、建て替えられて4,5年経っているだろうが、新建築さながらメンテが行き届いている。ただ、その時代の学校建築は、たんなる箱物ではなく、学びのサポートや生徒1人ひとりの居場所が見つかるようにアフォーダンスという心理学的発想が適用されている。
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★だから、広い廊下で奥行きのあるスペースを、中高校舎のブリッジとしてデザインしている空間などでは、「つなぐ」「未来」「深い学び」 などいうキーワードが、先生方からどんどんでてくる。中でも両サイドが、全面ガラスになっていて、インサイド・アウトサイドの境界がなくなる越境的雰囲気は、学際的な学びの発想にもかかわっているという。
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★このインサイド・アウトサイドの開放感は、図書館においては、さらに進化して、集中思考と拡散思考が動き出すサークル空間とパノラマビューのデザインがなされている。
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★そして、この発想は、カフェテリアにも応用されている。ランチのひと時をゆったりと楽しめる雰囲気が広がっているし、外の緑の反射光が、リフレッシュを促進する。
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★図書室には、40年以上前から行っている卒業論文集のうち、歴代の先輩たちの優秀論文がサークル上にディスプレイされている。
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★奥行きという深層、サークルという覚醒循環。空間が生徒の学び方をサポートする仕掛けがきめ細かい。
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★上記写真の多目的スペースを、生徒たちは「ピーナッツ」と呼ぶ。机の形がそれに似ていることもあるし、千葉の特産に落花生があるということもあるようだ。中には、スヌーピーの仲間たちを思い浮かべる生徒もいるかもしれない。
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★そんな多様で多層な仕掛けが生徒の心地よい生活とわくわくするような学びを生み出している。
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★8月25日、同校中学生と一緒にキャンパス体験をして、新しい仲間と未来の夢を発見したいものである。
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